気候と服装
ファーストステージ
5月下旬:
朝はまだ、氷点下まで
気温が下がることもあるこの季節。
晴れた日の日中は、
気温が20℃くらいまで
上昇することもありますが、
湖畔やボート上では
首都圏でソメイヨシノが咲く前の
3月上旬と同じくらい
肌寒く感じる日が多い印象です。
道外にお住まい方には、
渓流解禁初日に
地元の川へ出かける時と同じくらいの
防寒準備をおススメしておきます。
6月上旬:
6月に入ると、
気温は大枠で上昇基調に入りますが、
冷たい雨が降る日も多く、
そんな日の日中は
最高気温が10℃に届かないことも
めずらしくありません。
ゆえに徹底した防寒対策は怠れず、
特に冷え性の方は
ダウンジャケットや
電熱ベストとパンツを身につけ
ようやく釣りを快適に楽しめる……
なんてこともしばしばです。
6月中旬:
この頃になると、
ボートで湖面に浮いていて
寒さをさほど感じない日が
高頻度で出現するようになります。
ただし曇りや雨の日は、
依然として過酷な釣りを
強いられることがありますので、
まだまだ防寒着を
手放せない季節と言えるでしょう。
また、晴れた日でも
日中に南風が吹き始めると、
十勝平野から濃い霧がせり上がってきて
一気に気温が下がります。
朝、風もなく穏やかに
晴れているような場合でも、
ボート上への
防寒着の携行は欠かせません。
6月下旬:
ここまで季節が進むと、
気温が10℃を切るのは
スカッと晴れた日の朝くらいのもの。
防寒着の携行は必須ながら、
日中はパーカーを羽織るくらいでも
快適に釣りを楽しめる日が
徐々に増えてきます。
湖畔では25℃くらいに
達することが稀にありますので、
服装は重ね着がおススメです。
ただし、
この時季になっても
相変わらず
湖上では霧がしばしば発生。
湖面が濃い霧に包まれた途端、
気温が一気に
10℃近く下がることがありますので、
上着を携行せずに
半袖や短パンのみで出発するのは
自殺行為とお考えください。
セカンドステージ
9月中下旬:
ここ北海道では
本州と比べ秋の訪れは早く、
特に標高の高い然別湖では
朝、霜が降りるほどの
寒さに見舞われることがあります。
その一方、
晴れた日中は湖畔でも20℃を超える日が
しばしばあるくらいで、
非常に寒暖の差が大きい時季と
言っていいのではないでしょうか。
ファーストステージと比べて
湖の水温が高い分、
天候さえ良ければ
ボートに乗っていて
寒さに耐えられなかったという声は
ほとんど耳にしません。
ただし冷たい雨が
突然降り出したりすると、
途端にカラダが
冷え切ってしまいますので、
やはり羽織るモノを
一枚余計に携行するのが
賢い選択と言えるでしょう。
10月上旬:
この頃になると、
過去には湖畔が
積雪状態になったこともあるほど
日増しに寒さが厳しくなってきます。
スカッと晴れる日が多い
季節ではありますが、
そんな日の日中は
早朝との寒暖差によって強い風が吹き、
体感温度は一気に急降下。
したがって、
出発時の天候が良くても悪くても、
防寒着の携行が欠かせない
シーズンの到来と言ってもいいでしょう。
「暑けりゃ一枚脱げばいいじゃないか」
と完全に割り切って、
しっかり着込んで出発したほうが
より快適に釣りを
楽しんでいただけるのかな、と。