不思議な閉鎖水域

お盆休みも明け、
いよいよ川歩きを再開。

昨日、
自らに課したミッションは、
後志方面での
オショロコマ探索だ。

お盆を過ぎ、
早くも秋の気配が
漂い始めた中での
のんびり渓歩き。

とかくモチベーションが
低下しがちな初老にとって、
思いがけない発見があるたびに
気持ちが上がる新規開拓は、
他に類を見ない
超刺激的な良薬と
言っていいのではないだろうか。

この日、
最もインパクトのある出逢いは、
苔むした美しい景色の中で
訪れることとなった。

あとから
わかったことだが、
ここは砂防と砂防に挟まれた
いわゆる閉鎖水域。

ということは、
人為的な放流でもない限り、
もしも鱒が棲んでいるとすれば
オショロコマか
エゾイワナということ。

湧水の存在を
感じさせるその独特な景観は、
オショロコマへの期待を
これ以上ないくらいにまで
膨らませるものであったのだが、、、

幾度かのバイトを得る中で、
その正体が
オショロコマでないことは
すぐに理解できた。

オショロコマにしては
その動きが
明らかに機敏すぎるのだ。

これは完全に
エゾイワナだな……
感覚的には、
概ねこんな感触。

そして訪れた
この渓での初ヒットは、
見まがうことのない
エゾイワナであった。

ただしこのエゾイワナ、
わかりやすい言葉に
起こすのは難しいのだが、
パッと見の感覚として
なんとなく不思議さを纏った
独特のビジュアルのようにも見える。

尺近いサイズなのに、
パーマークは明瞭で、
「らしいエゾイワナ」とは
明らかに一線を画している印象なのだ。

そんなこともあり、
本当はもう一尾追加して
情報を補完したかったのだけれど、
この日、その願いは叶わず。

この渓、
お世辞にも河川環境が
素晴らしいとは言えないけれど、
もうちょっと掘り下げて
探索してみようかな。

そう思わせるだけの魅力を
秘めているようにも思えたかな。

次がいつになるか
わからないけれど、
近い将来、
再度この渓を訪れてみたい。
そう思っている。

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