昨日まで、
数日間の然別湖滞在。
滞在最終日となった昨日は、
現在の湖の状況をより正確に
把握することを目的として、
手漕ぎボートで
今年初の試し釣りに出ました。
今年は例年よりも
湖水の透明度が低く、
表面水温は11.0℃と
上昇カーブはゆったりめ。
その影響があるのどうか
断定はできませんが、
ミヤベイワナは
まだまだシンプルに
表層で釣れてくる感じでした。
私が6月上・中旬の然別湖で
試し釣りに使うルアーは、
フローティングタイプの
ディープダイバーのみ。
潜っても2mまで…
というこのルアーで
ミヤベイワナからの
反応が続くようであれば、
魚はまだまだ表層にいると
はっきりわかるわけです。
結果的に言うと、
特定の水域では
ミヤベイワナからの反応が
とどまることを知らない勢いで連発。
一日その気で釣れば、
大きなスコアリングが可能なくらい
巨大な群れが
浅いレンジに存在していました。
その反面、
反応がまったくない水域は広く、
そんな場所では
アタリすらゼロ。
今年は
過去に経験がないほど
ミヤベイワナの偏在化が
見て取れる結果となりました。
ちなみに、
表層ではアタリが出ない水域でも
ルアーを沈めれば
そこに群れがある可能性は
否定できません。
そのため、
厳密にはもっと群れが
分散している可能性も
想定しておくべきではあるのでしょう。
ただし、
初めて然別湖を訪れるゲストでも
比較的アクセスしやすい群れに
フォーカスするならば、
やはり場所による当たりハズレが
非常に大きい状況にある。
そう表現して
いいのではないでしょうか。
なお、
岸際のボトムで釣れる
ブラウンバックのミヤベイワナは
だいぶ数が減ってきている印象。
表層で釣れる
ミヤベイワナは、
このような
グリーンバックがほとんどです。
岸に上陸して
沖に向かってフルキャスト。
表層引きで
うまく群れに当たると、
こんな写真を
撮ることもできます。
ただし実際は、
ボート上から
狙った水域を幅広く探るのが
最も効率的な釣り方。
陸っぱりで狙うのは
とても効率が悪いので、
無事ミヤベイワナとの出逢いを果たし
少し心に余裕ができてから、
写真撮影を意識した釣りを
試してみるのがいいかもしれません。
んでもって、
群れのいる場所は……
当日、
現地でスタッフに
尋ねてみてください。
私が得た知見は
地図上に落とし込んでから
帰ってきましたので、
質問されたスタッフが
丁寧にレクチャーしてくれると思います。
それでは皆さん、
新緑が鮮やかな然別湖で
一生の思い出に残る釣りを
存分にお楽しみくださいませ!