エゾイワナと戯れる

週末、
オリンピックの競歩と
マラソンが行われた札幌市内は、
目を疑うほどの密・密・密。

やれ札幌市民がどうのとか、
やれ道外から来た観客がどうのとか
いろいろ言われているけれど、
公共の場を使って
競技をやっている以上、
一定の人が集まってくることは
絶対に避けられるはずがない。

強行する人がいて、
感染リスクを顧みない人が
たくさんいたからこそ生まれた
あの恐ろしい景色。

しっかりとした
リスク管理もままならない状況で
やる方もやる方なら、
観戦自粛が呼びかけられている中、
集まる方も集まる方、だ。

こうした批判めいたことを
書くのはどうかとも思ったが、
この件は、ひとりの北海道民として
軽くスルーしちゃいけない程度に
大事なことなんじゃないか、と。

なんたってあの景色は、
テレビを見ていた
多くの人がそう感じたように
もはや常軌を逸しているとしか思えない
地獄絵巻みたいなものだんだから。

そうそう、
今回のオリンピックでは、
競技以外の部分も含め、
お隣の国の話題で
いろいろと騒がしかったという
印象も強く残った。

けれど個人的には、
札幌市街に広がったあの恐ろしい景色を
テレビの画面を通じて見る限り、
お隣さんにどうこう言っていられるほど、
自分の国は立派なのだろうか、なんて、
ふと思ったりもしてしまう。

もちろん、個人的に
いろいろと思うところはあるし、
お隣さんとまったく同じとは言わないけど、
政府や一部の国民が
思考停止的なところなんかは
やっぱり五十歩百歩だよな、と。

ひとまずは、
あの週末の大規模イベントが
惨事のトリガーにならないことを
ひたすら祈ることしかできないのだが、
そんな非科学的なことに
頼らざるを得ない今の状況が、
なんとももどかしく思えるのである。

そんなこんな、
あの週末の一件により、
感染リスクの高さを考慮すると
しばらくは都会に近づけなくなったので、
買い物はネットで済ませることに。

その分というわけでもないが、
少しだけ時間ができたこともあり、
週中は、マイナーな小渓流で
エゾイワナに
ちょっとだけ遊んでもらうことを決めた。

ちなみに
今週の北海道は、
先週までとは打って変わって、
真夏とは思えないほどの涼しさ。

川歩きをするには
最高の気候なんだけど、
朝の気温11℃は
さすがにちょっと寒すぎたかな。

週明けは、
台風から変わった低気圧の影響で、
道内でも一部地域で大雨が……。

ただし、
雨の降り方はかなり局所的。

テレメータの数値と
ライブカメラの映像を頼りに
釣り場をリサーチしてみると、
意外にも、道南檜山地方の
いくつかの川は
平水もしくは渇水状態であった。

地形もあるのだろうけど、
函館の戸井地区などでは
被害が出るほどの大雨が降ったというのに
直線距離で100kmも
離れていないような地域で、
お湿り程度の雨しか降っていない。

う~ん、
これはちょっと不思議な現象でもあり、
ちょっと恐ろしくもあるよな。

目的地に着くと、
事前に想定していたとおり、
まさに平水かやや水位が低いくらい。

もうちょっと
増水した方がいいんじゃないの、と、
思わず、ぼやきたくなるくらいの
ショボい水量しかない。

ただし、ここは
マイナー河川だけあって、
幸いにも
先客の姿はなかった。

ひとまず
クマの痕跡に気を配りつつ、
獣臭がしないことを確認してから入渓。

歩きやすい少しの区間を
釣り上っていった。

この川は、
ヤマメとエゾイワナの混生。

最初の一尾は、
こんな20cmクラスの
エゾイワナであった。

この日は、
エゾイワナが若干優勢なようで、
エゾイワナ、エゾイワナ、ヤマメ、
エゾイワナ、エゾイワナ、ヤマメ、
みたいな割合でヒットしてくる。

ただし、ヤマメは
全体的に小型が多く、
MAXでも
約18cmといったところ。

そんな状況でもあったので、
基本はエゾイワナを
メインターゲットに据え、
いつものショートゲームを
展開していくこととなった。

この日の
ハイライトとなったのはこの魚。

居付きでありながら
30cmを優に超えるサイズの
立派な"尺イワナ"である。

海とつながっているこの川では、
もっとスポットの大きい
アメマスタイプも釣れるのだけれど、
この個体は、
スポットが小さめで
体色のトーンもずいぶんと控え目。

いかにも
木々に覆われた
小渓流のエゾイワナという
ビジュアルである。

この後、
うれしいことに
およそ1時間ほど、
連続ヒットが続くことに。

サイズこそ
伸びなかったけれど
もう十分に満足したので
この日の釣りは終了。

う~ん、
誰とも接触することなく
のんびりとした
フィッシングタイムを過ごせるのは
とっても幸せなこと。

これは、
北海道に住むアングラーの
特権みたいなものかな。

コロナ禍で
いろいろと制限されることも多いけれど、
今は、できるだけかからない、
他人にうつす
リスクの高い行為は絶対にしない、という
自分にできることを
徹底してやるしかないだろう。

ああだこうだ言ったって、
他人の行動を変えるのは無理。
反面、自分の行動なら
自身でちゃんと制御できる。

かく言う僕自身も、
気をつけていないと
でっかい幼稚園生的思考が
つい顔をのぞかせてしまうことがあるから、
常に自分に
こう言い聞かせている。

ベクトルの向きは
いつでも自分方向に、とね。

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