余震から一夜明けて

昨夜の余震発生から、
およそ10時間が経過しました。

大きな地震の後、
はっきりと身体に感じる揺れは1回だけ。

その点、9月の地震の時とは
少し状況が違っているので、
もちろん、不安なのは不安ですが、
当時よりは、冷静に対応できています。

ところで、地震発生前だった昨日の朝、
「地鳴り」をテーマに
記事を公開したばかりでした。

もちろん、そんな記事をアップするには
何の根拠もなかったわけではなく、
9月の地震発生以後、
私は、毎日、欠かすことなく
余震の発生状況を確認していたので、
落ち着いていた余震活動が
活発化する兆しを
捉えることはできていたんですね。

だから、昨日の朝には、
昨年の秋以降はじめて、
出かける前に、家族と緊急避難場所の
確認作業もしていたくらいでしたから。

ただ、誤解しないでいただきたいのは、
「地震を予知できた」みたいなことを
言いたいわけではありません。

私は、専門家でもないし、
「予言者」でもありません。

知ってほしいのは、
そんな、ズブの素人であっても
「余震の発生状況」という客観的事実に
しっかりと目を向けていれば、
「イヤな予感」を感じることくらいは
できておかしくなかったということです。

学者やメディアは
地震が発生してからあれこれ言うけれど、
素人でも「あれっ」と思うくらい
余震活動に変化が生じているのだから、
本来は、事前に情報発信しても
よかったと思うんですよね。

でも、過去を振り返っても、
注意喚起の部分では、
彼らに過剰な期待ができないことは明らか。

ならば、自分自身で、
できることをやるしかないんだと思います。

さて、今回の地震発生当時の様子を、
時系列で書きとどめておこうと思います。

地震発生当時、私は自宅にいました。
私が体験した状況は、こうです。

21:22 大きな地鳴りが聞こえる

→ 家族に大声で避難を指示

→ 急いで安全なところに避難
  (所要時間:3秒程度

→ 避難完了とほぼ同時に激しい揺れ

→ その1秒後くらいに、
  緊急地震速報のアラーム

今朝になって、家の中を確認してみると、
引き出しが少し開いていたり、
マトリョーシカなどの不安定な雑貨が
いくつか倒れていたりと、
地震の爪痕が残されていました。

昨日感じていたよりも、
実際の揺れはやや大きかったようです。

そんな状況の中で、
「地鳴り」を聞いたタイミング、
すなわち、緊急地震速報の
アラームが鳴るよりも約4秒も早く、
避難行動を開始することができました。

その結果、
もっとも激しい揺れの瞬間は、
家族と一緒に
家の中の最も安全な同じ場所で
やり過ごすことができたので、
今回は、その状況でできうる
最善の対処ができたかなと思います。

やっぱり、「地鳴り」の瞬間に
行動を起こすことの大事さを
改めて、痛感させられましたね。

胆振、石狩、日高の各地方では
まだまだ、余震発生の可能性が
少なくないのだと思います。

「地鳴り」のこと、
話半分でもいいので、
皆さんの頭の片隅に止めておいて
いただけたらなと思っています。

昨日、地震発生前にアップした記事はこちら

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