別所温泉は
信州最古の温泉と
言われているだけあって、
街は目を惹く
歴史的建造物で溢れています。
雰囲気のある
神社仏閣もそうですし、、、
存在感のある
外湯の外観もそう。
食事処の
格子越しに見える景色も、
なんとも言えぬ風情があって
たまらんのですよ、これが。
こちらは
かつてお気に入りだった
老舗のお宿。
今は閉館してしまって
泊まることができないのだけれど、
荘厳なその姿を
とどめていてくれただけで
少しホッとしたりもしました。
ちなみにこちらのお宿、
部屋にはこたつがあって、
内湯の床には
琉球畳が敷かれていたんですよね。
およそ四半世紀ぶりに
この地を訪れ、
かつての記憶が
鮮明に蘇ってきたりもしました。
そして温泉も
もちろん素晴らしい。
温泉街のあちこちから
硫黄泉が湧出していて、
地域全体が温泉の香りで
満たされているのですよね。
北海道にも
登別や川湯など
硫黄泉の湧出する温泉地があるのですが、
どちらかというと
白濁した刺激の強いお湯が特徴。
それに比べ
ここ別所温泉は、
ほんのりと硫黄の香りがする
無色透明な泉質が特徴。
どっちがいいとかではなく、
北海道の日常では
なかなか味わえない
温泉情緒に触れられるのが
なんとも幸せだな、と。
さらに
軽井沢にほど近い追分宿で
二分された旧街道沿いには、
今でも思わず
ゾクっとしてしまうような
歴史的建造物が点在しています。
こちらは
旧中山道の茂田井間の宿。
街並みに情緒があって、
それでいて
目立つ観光地じゃないから
のんびりと街歩きを楽しめるので、
個人的にとっても
気に入っている場所なんですよね。
諏訪神社の分社である
諏訪社の社殿には、
このように精巧な彫刻が
施されていたりもします。
ぶっちゃけ
歴史オンチの私には、
神社仏閣に関し
特に語れることはないのですけれど、
この地に刻まれた
当時の宮大工による見事な彫刻は、
そんな私にもズキューンと
刺さってくるほどで……
そのほかにも、
善光寺や……
戸隠神社という
メジャーな観光スポットにも
混まない平日を狙って
チラッと立ち寄ってみました。
でも、
人混みがとにかく苦手な私は、
超マイナーな
贄川宿にも立ち寄ってみたり……
そうそう、
ここは青春18きっぷを使って
高校生の時に
初めて訪れた場所。
かつては
これほど立派な
案内看板はなかったと思うけど、
直下を流れる
奈良井川へのアクセスルートだけは
ちゃんと記憶しているのだから、
若いってスゲーなって
改めて思い知らされたのでした。
手頃な賑やかさが
「ちょうどいい」という意味では、
旧北国街道の宿場町、
海野宿だったり、、、
城下町としての風情が残る
上田宿のほうが
歩いていて楽しいかも……
そうそう、
上田の街には
こんな工夫も
施されていました。
個人的には
特にどうもこうもないのですけれど、
好きな人には
たまらんのでしょうから、
悪くないアイディアなんじゃないかと
思ったりもして、、、
いや~、
北海道でも函館や室蘭には
古き良き建物が残されているのですが、
旧街道沿いの景色は
チョイとスケールが違いますね。
個人的には
たまに人とすれ違うくらいが
ちょうどいいので、
少し地味目な
観光スポットがお気に入り。
ただし一般的には、
観光地として
しっかりと整備されている
馬籠や妻籠、奈良井宿のほうが
シンプルに街歩きを
楽しめるのかもしれませんね。
まあこのあたりは、
好みの問題ということで、、、
さて次回は、
信州旅・自然ver.を投稿。
これにより
今回の信州旅シリーズを
締めくくる予定です。