信州の渓流解禁はすぐそこに

ここ北海道では、「鱒」に関する
漁業権が設定されているフィールドは
洞爺湖阿寒湖然別湖朱鞠内湖などの
一部に限られています。

そんなこともあって、
かつてのように「解禁」という言葉を聞いて
ワクワク、ドキドキと
心躍るようなシーンも
最近は少なくなってしまったかも・・・

ふとそんなことを考えていたら、
信州の主な渓流の解禁が
今週末に迫っていることに気づきました。

中高生の頃、東京から愛知や岐阜の渓流に
青春18きっぷで行くのは
さすがに現実的ではなく、
当時は、夜行の普通列車が運行されていた
JR中央本線を利用して
長野県の渓流にエントリーするのが
私の最大の楽しみ。

だから、「2月16日が土曜日」という
今年のカレンダーを見ると、
ワクワク、ドキドキと心躍らせた
青春時代の記憶がよみがえってきたりします。

ところで、その頃、土曜日って、
学校、休みだったっけ?

まあ、そこのところは
軽くスルーしておいてください(笑)

あれから長い月日が流れ、たまには
今の信州の渓流事情でも覗いてみようかと
ネットを検索してみたところ、
下記の資料を発見!

これ、長野県庁がプレス向けに
発表した資料なんですが、
行政機関がこういった情報を
積極的に発信するということは、
渓流釣りがひとつの立派な文化として
地域にしっかりと
根付いている証拠と言えるでしょう。

解禁当初、信州の渓流の多くは
まだまだ水温が低く、
天然魚や年越しの稚魚放流魚を
解禁当初から手にするのは
簡単なことではありませんでした。

そんな中、「イイ魚」を手にするためには
湧水があるとか、
温泉水が流入しているとかの理由で
局所的に存在する
相対的に水温の高い場所を狙うのが鉄則。

そんな場所を探し、歯を食いしばって
長い距離を歩き回ったことは
今となっては良い想い出です。

信州の渓流に行き始めた頃は、
JR中央本線からの乗り換えもスムーズで
駅からのアプローチも容易な
JR小海線沿線を流れる
千曲川本支流に好んで入渓していました。

当時、人気の川上村周辺は、
成魚放流魚も多かったですけれど
JR小海駅裏手にある
堰堤より下流域まで下ると
数は少ないものの、解禁当初から
いいサイズの魚を結構な確率で
手にできた記憶もあります。

またある年は、
JR高崎線の始発電車に乗り、
高崎駅でJR信越本線に乗り換え、
当時はまだ線路がつながっていた
碓井峠を抜けて、
その先の軽井沢地区を流れる湯川に入渓。

たまたまその日は、
-15℃くらいまで冷え込んでいたため、
ヒットしたヤマメを抜き上げた瞬間に
尾ビレが瞬間凍結するという❝事件❞を
経験したりもしました。

車を手に入れてからは、
長和町(旧長門町)周辺を流れる依田川に
よく通ったものです。

地元の方に言わせると、
「依田川は簡単に釣れる川じゃない」と
おっしゃる方も少なくないのですが、
街中を流れる里川にしては
釣れるイワナが美しく、
良いサイズにもお目にかかれるのは
大きな魅力でしたね。

そういえば、遡ること四半世紀、
かつて依田川で釣った
その年のファーストフィッシュの
写真があったことを思い出し、
引っ張り出して、写メでパシャリ。

大きさにして、
20cmを少し超えたくらいの
普通のイワナなのだけれど、
この写真を見ると、
当時、私の目の前にあった景色が
フラッシュバックしてきて、
「またあの深瀬にフローティングミノーを
そっと送り込んでみたいな」などと
ふと思ったりすることも。

こうやって振りかえってみると、
ここ北海道の
圧倒的なスケールのフィールドに
慣れてしまった私でも
未だに長野県の渓流というのは
とても魅力的に見えます。

たまには、信州のフィールドに
逆遠征するのもありかななどと
最近は考えることも増えてきました。

もうすでに準備を済ませた方も
いらっしゃるかもしれませんが、
今週末に長野県の渓流に行かれる方には
釣果はさておき、
心ゆくまで釣りを楽しんで来て
いただきたいなと思います。

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