昨日まで
10日ほど北の大地を離れ、
東京、長野を転戦。
仕事、同窓会と
充実した時間を
過ごさせてもらうこととなった。
ところで、
この渓を訪れるのは
実に30数年ぶりのこと。
すでに
禁漁期に入っているから、
当然のことながら
川に釣り人の姿はない。
けれども、
インバウンドの波は
アクセスが難しい
この地まで押し寄せていた。
かつての自分が
そうであったように、
北海道のローカル線並みに
本数が少ない
中央西線の普通列車に
乗ってきたのだろうか。
この奥地まで
自分の足を使って
やってくるくらいだから、
彼らは気さくで
概してマナーも良い。
たった数十年で
一気に俗化されてしまったのは
本当に残念なことだが、
今のところ招かれざる客が
押し寄せていないことだけが
せめてもの救いかもしれない。
でもまあ、
注意書き看板の多さが
目につくところを見ると、
一部の招かれざる客が
すでにこの地を
訪れているのかもしれないが、、、
ゴミを捨てるなど
マナーが悪い観光客は
何も外国人とは限らないから、
インバウンド自体が
決して「悪」というわけでは
ないのだけれどね……
せっかくなので、
お隣の柿其渓谷にも
ちょこっとだけ
立ち寄ってみた。
こちらも駐車場が整備され、
案内板が設置されるなど
昔とは景色が大きく変わっていたけれど、
阿寺渓谷に比べると
まだまだ静けさを保っている
印象が強かったかな……
こちらは
妻籠宿の隅っこにある
妻籠変電所。
旧中山道の
宿場町にある変電所らしく、
その佇まいは
なかなか印象的であった。
うんうん、
蘭川もなかなかいい川だな……
なんてね(笑)
次こそは
釣りができるシーズンに
この地を再訪してみたい。
そんな思いを強くする
ちょっとした
道草旅だったかな。