先週は
今年初であり、
今年最後となる
1泊2日の天塩川釣行へ。
特に秋シーズン、
ガイドでは
頻繁に当地を
訪れていたのだけれどね。
ちなみに
なんたって今年は、
ゲスト全員が見事に
イトウとの出逢いを果たす快挙。
だからなんとなくは、
川の状態が良いのだろうと
感じてはいたのだが、、、、
とはいえ、
フィールドコンディションを
自ら確認しないのは、
ガイドの端くれとして
さすがに無責任。
ということで、
今回は各ポイントを
足早に回るプランで
臨んでみることとした。
その日は、
岩尾内ダムからの放水が
続いていた影響もあり、
直近にまとまった降水が
なかったにもかかわらず、
にわかに増水気味のコンディション。
支流からは、
季節外れの暖かさの影響で
雪代が流入し、
ひと目で「これは厳しいな」と
わかる状況になっていた。
ただまあ、
魚の反応が得られないのなら、
それはそれとして
貴重な情報でもある。
ある意味、
コンディションが良すぎるよりも
最終チェックにはピッタリの状況が
生まれていたようにも思えた。
初日のスタートは、
ちょうどお昼頃から。
まずは
下流域のポイントにエントリーし、
「この水位ならココ」という
スポットを丁寧に叩いていく。
するとほどなくして、
ロッドを握る右手に
明らかな違和感が……
ああ、コレ、
低活性の時に出る
イトウのアタリだわ。
すぐにそう悟った。
この時期、
標準的な
フィールドコンディションなら、
こういった微妙なアタリが出る
イメージはあまりない。
それはつまり、
魚はちゃんといるけれど、
川の状況が
よろしくないことを意味する。
そうそう、
こういった情報も
とても大事。
ドンときて、
サクッとキャッチするよりも、
最終チェックにおいては
むしろ収穫が大きいと
いえるかもしれない。
せっかくアタリが出たので、
次はどうやって
明確なバイトに持ち込むかについて
しばし思案する。
自らの立ち位置を微妙に変え、
同じスポットを
丁寧に打ち直してみると……
サイズ感としては
だいたい80cm前後といったところ。
一発で乗らなかったとはいえ、
ちゃんと喰い直してくれるのだから、
まったく手も足も出ないというほど
厳しいコンディションでは
ないのかもしれない。
また今回のルアーは、
イトウに対し初使用でもあった。
よって、
自らがちゃんと使いこなせていない分、
一発目で乗せられなかった可能性も
考えておかねばならないだろう。
その後、
いくつかのポイントを回ってみたが、
バイトはおろか
イトウの気配を感じることもなく
１５時に設定した
終了時刻を迎えることに。
う～ん、
簡単じゃない。
ぶっちゃけ、
この日が
ガイドじゃなくてよかった……
これが
偽らざる一日目の
感想ではあったかな。
翌日は、
初冬のこの地としてはめずらしい
快晴無風の状況。
朝の気温は
ー５℃まで下がり、
河原の枯草には
霧氷がついていた。
この日は、
中流域からスタートし、
上流方面へと
少しずつ移動していくプラン。
唯一、
ガイド時に結果が出なかった
中・上流域の状況を
自ら確認するのが
メインのミッションとなる。
結果から言うと、
昼過ぎまで
ノーバイトノーフィッシュの
状況が続くことに。
見た目の印象として、
前日よりも川の状況が
多少良くなった感もあっただけに、
釣れてもよさそうでは
あったのだけれど、、、
そして迎えた最後のポイント、
ここでもし
バイトを得られないようだと
今年の上流域では
一切魚とのコンタクトが
得られなかったことになる。
それはそれで、
ひとつの大事なヒント。
けれども、
できるなら一回くらいは
魚とコンタクトしておきたい
というのが本音。
やっぱ何もないというのは、
いくら勝手知ったる場所といえども
ちょっとばかり
不安な気持ちになっちゃうからね。
それでも、
そんな心配は
杞憂に終わることに。
いつも場所、
いつもの付き場に
ちゃんとイトウはいた。
サイズ的には、
70cm台半ばくらいで
イメージしていたよりも
だいぶ小さかったのだが、
これはこれで
大事な情報でもある。
その後、
たぶんこれでは
終わらないだろうと思って
キャストを続けてみたのだが、
何の音沙汰もなし。
もっと大きなヤツが
入っていてもおかしくない状況で、
このサイズの魚
一尾で終わったということは、
まあそれが答えなのだろう。
やっぱり秋の
道北豪雨災害の影響は
少なからず
残っているのかな、と。
そんなこんな、
コレと言った
ドラマが起こることもなく、
今年の天塩川最終チェックは終了。
あとは年末に向け、
湖を歩いて回るくらいになりそう。
もちろん、
それはそれで
とても楽しみなんだけど。
本音を言えば、
隙を見てあと一回くらい
北上したいんだけどなあ～。
でも、やっぱ無理か、
この先雪マークが
ズラリと並んでるしー