この日の仕事を終えて向かったのは、
上田の市街地の一角にたたずむ
「旧北国街道 柳町」。
ココは、
今回訪れた古い街並みの中では、
もっともよく整備されていました。
さすがに1月の平日とあって、
観光客らしき姿は
ほとんど確認できなかったけれど、
良い季節になれば、
かなり賑やかな雰囲気になるのでしょう。
そうそう、
ちょっと話は横道に逸れるけれど、
軽井沢と小諸の間に位置する
「信濃追分」って場所は、
旧中山道と旧北国街道の分岐点だから
「追分」なんですね。
お恥ずかしいことに、
それを知ったのは、つい最近のこと。
私の中では、
湯川にアプローチする際の
最寄り駅でしかなかったわけで・・・。
都内の始発列車に乗り、
鉄路を乗り継いで
この地へ足を運んでいた10代の頃が
なんとも懐かしい。
急な坂道を下って
湯川に向かうロケーションは、
30年以上過ぎた今でも
ほとんど変わっていませんでしたね。
振り向きざまに見る浅間山の景色も
30年前と全く一緒。
街道を外れても郷愁に浸れるのは、
若い頃からフィールドを愛し続けてきた
オッサンアングラーへの
ささやかなご褒美かな(笑)
閑話休題、
話を柳町に戻しましょう。
まずは、
目的の岡崎商店さんの
売店に立ち寄ります。
新酒といきたいところを
グッと我慢して、
ココでも前掛けと・・・
地酒「亀齢」の酒粕を購入。
いわゆる
「地酒」らしさが漂っていて、
イイ感じじゃありませんか。
いただいた紙袋も
デザインが美しくて、
お店の方のセンスを感じますね。
あっ、背景は、
軽くスルーしておいてください(笑)
せっかくなので、
少しだけ「柳町」の通りを散策します。
こちらは、蕎麦屋さん。
インパクト抜群の店構えですね。
続いて、
こちらは、味噌屋さん。
あいにく、
直売所は定休日でお休み。
う~ん、残念!
この清らかな水は
「保命水」と呼ぶそうです。
その名のとおり、
かつては、
この地域のいのちの水だったよう。
清冽な水って、
やっぱりいいな。
ココ長野県は、
北海道に比べれば
多少は陽が長いとは言っても、
やはり1月は1月。
明るいうちに
次の目的地に着くためには
もう時間的猶予はありません。
けれど、上田で
どうしても立ち寄りたかったのが
和菓子の「やまざきや」さん。
せっかくの信州出張だから、
どうしても
だんごとおやきが食べたくて
ちょっと寄り道したのだけれど、
その甲斐はありました。
北海道じゃ決して味わえない
地域色あふれる味わいに舌つづみ。
あっ、急いでいたから
画像がなくて、すみません。
けれど、あとから買い足した
「かりんとうまんじゅう」の画像なら
ほら、ちゃんとありますよ。
自宅に戻ってから、
アラジンのオーブントースターで
じっくり温めると、
カリッカリの食感と
香ばしい黒糖の香りが復活して、
最高に美味しくいただけました。
歴史のある街の和菓子は、
さすがに、ひと味違いますね。
さあ、ここから
最後の目的地、
海野宿へと向かいます。
今、出発すれば、
なんとか日暮れ前までには
現地に着けそう。
いや~、楽しみだなあー・・・