海野宿に着いた時、
時刻は、すでに16時すぎ。
日暮れが迫っているので、
すぐに街道の方向に
向かおうかとも思ったのだけれど、
やっぱり、どうしても
千曲川本流の様子が気になって
川の方へと歩を進めます。
そこには、
今もなお、台風19号の爪痕が
色濃く残されていました。
海野宿の駐車場のひとつも
増水で流されてしまったとのこと。
海野宿の街並み自体には
被害がなかったということで、
それがせめてもの
救いといえるでしょうか。
荒れ果てた千曲川本流の景色に
心を痛めながらも、
今度は、街道の方向へと向かいます。
ちょうど、街道に出るところに
海野宿の解説板がありました。
ひととおり解説に目を通し、
街道に目をやると、
そこには、期待どおりの
ワクワクする景色が広がっています。
実は、この景色、
はじめて見るわけじゃないんです。
でも、当時は、
全く心が動かなかった・・・。
けれど、今は違う。
海野宿の素晴らしさが
ガツンと心に染みてきます。
ココからは、
街道沿いのロマンあふれる景色を
写真を撮りながら
心に刻んでいきます。
これは、うだつ。
北海道に現存するものよりも
かなり立派な印象でした。
こちらの家の2階の窓、
曲線になっています。
あの時代に
曲線を活かした家を設計するなんて、
なんともシャレてますね。
え~と、
この建物は「本陣跡」。
石碑の文字を読んだだけです。
スミマセン(笑)
こちらは、
郵便ポストのある風景。
この街には、
レトロな丸型ポストがお似合いです。
こちらは、
なまこ壁と漆喰のコラボでしょうか。
ひときわ目を惹く
重厚感がたまりません。
「北国街道」の
道標が現れたと思ったら・・・
その先には、
古き良き時代の豪邸が
建ち並んでいました。
こちらは、
美しいかわら屋根・・・
アップにすると
質感が素晴らしいですね。
おとなりには、
立派なうだつがそびえたつ
威風堂々とした建物が・・・
う~ん、圧巻の光景です。
こちらの小路も
風情があってイイ。
東側から見た
海野宿の街並みもキレイだな。
これは、
海野格子と言うらしい。
確かに、
独特の形をしていますね。
この家は、
かわらが整然と並んでいて、
ディテールが美しい。
少し歩くと
あんどん型をした
海野宿の道しるべが現れました。
ココが、
ちょうど海野宿の東の端っこ。
この鐘は
どんな役割を果たしていたのかな?
残念ながら、
柳の木は、ただいま素っ裸。
季節が違うと
また別の景色が楽しめそう。
この建物は、
反対側から見ても存在感がスゴイ!
どうやら、
ここで馬が塩を舐めて
エネルギー補給を
していたということかな!?
この家は、
屋根が曲線になっている。
まるで、機能と美を
合わせ持っているみたい・・・。
その時代の
大工さんの技術って、
ホントにスゴイ!
いや~、
これはたまらん!
漆喰の壁に見えるけど、
どうかな。
それにしても、
なんて美しいんだろう・・・。
あ~あ、ここで
さすがにタイムアップ。
夕暮れの景色にはなったけど、
なんとか海野宿の情景を
眺めることができて
ホント、満足しました。
でも、それだけで
飽き足らないのが私。
せっかく、東御に来たのだから、
くるみのお菓子が食べたいな。
そう、ココ東御は
国産くるみの一大産地なんですよね。
まあ、正直言うと、
私の中では、
いまだに「東部のくるみ」。
東部町が北御牧村と
合併して「東御市」になったのと、
ほぼ時を同じくして
北海道に来ちゃったから、
「東御」という響きに
まだ耳が馴染んでいないんです。
それはそうと、
このあたり一帯が、
昔からくるみの産地であることは
一応知っていたけど、
実際に食べたこと、あったっけな?
やっぱ、昔は
食欲より釣り欲が
圧倒的に勝っていたみたい・・・(笑)
時間も時間なので、
日暮れの国道18号線を少し走り、
しなの鉄道田中駅近くの
「御菓子処 花岡」さんへと向かいます。
お店に入ると、
おいしそうなお菓子がたくさんあって
くるみを使ったアイテムも
結構な種類が並んでいます。
仕事帰りっぽい
サラリーマンやOLさんも
次々とお店に入ってきて、
地元の方々に
愛されているお店だってことが
すぐにわかりました。
どれを買おうか
ちょっと悩んだけれど、
結局、お店のイチ押し
「胡桃の醍醐味」という名の
チーズケーキを購入。
せっかくなので、
ほかの商品も
いくつか購入してきました。
自宅に戻って
「胡桃の醍醐味」を味わってみると
生地に練り込まれた
くるみの食感がいいアクセントとなって、
チーズケーキの味を
うまく引き立てていましたね。
チーズとくるみの香りは
相性も抜群だから、
浅煎りのコーヒーを合わせて、
とっても美味しく
いただくことができました。
そんなこんな、
たった40時間の長野滞在は
やりたい放題で終了。
「いつ仕事してんだよ!」って
突っ込まれそうだけど、
そこは抜かりなく・・・(笑)
でも、ほかにも
信州の美味しいモノを
たくさんゲットしてきたから、
もう少しだけ、紹介記事を
アップしていきたいと思います。