脱走

【はじめに】

ここ数日、新型コロナウイルスの
さらなる感染拡大が
懸念される状況になってしまいました。

もともと、このブログは、
「もっと北海道のフィールドに
足を運んでくださいね」という
メッセージを発信したくて
スタートしたわけですが、
残念ながら、
今は、どんどん北海道に来てくださいと
言える状況にはありません。

ただ、ブログへの
書き込みを止めてしまうと、
記録が「歯抜け」になってしまい
情報としての価値が薄まってしまうため、
発信はこのまま続けていく予定です。

ココに訪問してくださっている皆さんには、
蔓延がおさまったタイミングで、
掲載した情報もご活用いただき、
是非、北海道のフィールドに
足を運んでもらえればと考えています。

新型コロナウイルスに対する
政府や行政の対応に
さまざまな声があるのは事実ですし、
私自身も思うところはありますが、
今は、国民全体が一枚岩になり、
運命共同体として、
この危機を共に乗り越えていきましょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

デスクワークが続き、
精神的にもテンパりはじめたので、
昨日の夕方、デスクから脱走し、
支笏湖へと車を走らせた。

天気はと言えば、快晴。
見渡す限り、雲ひとつない。

北岸には
16時前に着いたのだけれど、
風裏で波もほとんどないし、
眩しいほどの春の日差しが
これでもかと湖面に降り注いでいる。

う~ん、
ぜ~んぜん、
魚が岸寄りしていそうな
感じがしないな。

仕方がないので、
人気(ひとけ)のないところを選んで
少しだけお散歩。

道端には、
福寿草の花がキレイに咲いていた。

去年も紹介したけれど、
アイヌ語ではチライアパッポ。

この鮮やかな黄色い花を見ると、
例年であれば、
北の大地にもようやく
ウキウキする季節がやってきたなと
心底思うところなのだけれど、
正直なところ、
今はそんな気持ちにはなれない。

それでも、
気持ちがかなり晴れることだけは確か。

平時にはなかなか気づけないけれど、
僕たち人間は、
こうした自然に生かされている部分が
大きいのかななどと思ったりもする。

だって、こんな自然があるから、
札幌へ買い物に出かけるのを自粛しても、
郊外のカフェでお茶するのを自粛しても、
一定のストレスはかかるけど、
精神的に病むところまでは
いかないで済むのだから・・・。

プラプラしているうちに、
少しだけ日が傾いてきた。

風の当たっている
南岸へと車を走らせ、
空いている場所を探す。

しかしながら、
やっぱりこちらは混雑気味。

苔の洞門あたりまで来て、
ようやく、誰もいない場所に
入ることができた。

そこから、約1時間、
キャストを続けた。

もともと「数より型」
という性格が強いスポットだけに
バイトが無くても焦りはない。

時刻は17時半を回り
ライトのトーンが
かなり落ち着いてきた。

まあ、来るならそろそろかな・・・

ドン!

お~、やっぱり。

ジャンプを繰り返す
元気なブラウンだ。

今月に入ってから
ずっとリハビリを重ねてきたから、
ファイトには
だいぶ安定感が戻ってきた。

しばらく魚とつながった時間を愉しみ、
ランディングへと持ち込む。

推定60cm、
コンディションの良い
メスのブラウントラウトであった。

多少は波はあったけれど、
岸辺でさっと撮影できそうだったので、
フックを外して、撮影の準備。

あ゛っ・・・

あーあー、
またしてもやってしまった。

油断させておいての大脱走。

ブラウンちゃん、
アンタにしてやられましたよ!

ということで、
残念ながら魚の画像はなし。

まあまあ、
ほかにイイ方法が
あったわけじゃないから
仕方がないのだけれど・・・。

まあ、一応、
鱒の顔が見れたからOK。

そう自分に言い聞かせて、
周囲が暗くなり始めた湖畔を
後にすることとなった。

さてさて、
次はいつ行けるかな???

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