天人峡の柱状節理

週末は、
紅葉狩りへ。

たぶん
このあたりがピークかなと
あたりをつけていた天人峡は、
数日程度ピークを
過ぎている感じでした。

う~ん、残念!

まあ、ピークを
過ぎていると言っても
これだけキレイな
景色が観られるのだから
何の文句もないのですけどね。

ピークに合えば、
もっともっとキレイな景色が
観られるんですよ、本当は。

北海道で柱状節理、と言えば
層雲峡が特に有名ですが、
ピンポイントで言えば、
ここ天人峡のほうが
迫力のある景色を
眺めることができたりもします。

知名度では
だいぶ差をつけられているけれど、
どうです?
こっちもなかなかのもんでしょ。

ちなみに「柱状節理」とは、
火山から流れ出た溶岩が、
ゆっくりと
冷え固まることでつくり上げられた
規則正しい
柱状の割れ目のこと。

道外では、
福井県の東尋坊とか
新潟県の清津峡が有名ですよね。

それから
下の写真の右端を
よ~く見てみてください。

雪をかぶった山が
雲の下にチラッと映っているの、
わかりますか?

そうなんですよ、
今年の北海道は
初冠雪が遅かったのですが、
いよいよそんな季節に
なったということなんです。

そうそう、
鮮やかな景色も
そろそろ見納め。

う~ん、
ちょっと寂しいな。

一応ここは、
鱒釣りメインのブログなので、
目の前を流れる忠別川も
撮影しておきました。

向かって右側から
流れ込んでいるのが
忠別川の本流筋。

よく観ると
水が若干青みを帯びていることが
わかりますよね。

そうそう、
これは温泉水が
流入している影響なんです。

大雑把に言えば、
美瑛町にある有名観光地
「青い池」の水が青く見えるのと
原理は同じ。

ちょっと余談ですけど、
青い池周辺の河川整備が進む前までは
美瑛川本流に
青い水が滔々と流れていたんですよ。

特に冬時期は、
雪の白と水の青のコントラストが
実に見事だったんです。

ところが
河川整備が進むと同時に
かつての絶景は瞬く間に姿を消し、
かわりに有名観光地が
出来上がったというわけ。

とは言え、
たぶん最初は
「青い池」を観光化するつもりなんて
なかったのでしょう。

美瑛にあこがれを持つ人々の
夢を壊すような話で申し訳ないのですが、
あの「青い池」は、
言ってしまえば
ただの砂防堰堤なんですから。

もちろん、
キレイはキレイなんですよ。

でも個人的には、
かつての風景のほうが
圧倒的によかったなって
正直、思ったりするんですよね。

話がずいぶん
横道に逸れてしまいましたが、
何でこの話題に触れたかというと、
いずれ誰かが、忠別川沿いに
第2の「青い池」をつくろうとか
言い出すんじゃないかと
内心ビクビクしているのですよ。

この水の色を
見ていただければわかるとおり、
本気でやろうとすれば、
簡単につくれちゃいますからね、
ここらへんに「青い池」。

さすがに
国立公園内は無理でしょうけど、
区域の外なら、
その気になればやれちゃう。

でも、
天人峡の景色と言えば、
やはり柱状節理。

血迷ったことを
言い出す人が出て来ないことを
まじめに願っている
最近の私なのでした。。

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