エリアとカルデラ湖の意外な共通点

2月も下旬に入り、
ここ北海道でも
だんだんと春の訪れが
近いことを感じさせてくれる
出来事が増えてきました。

タイミング的に
ちょうどいいので、
祝日の今日は、
標記のテーマで戯言を
並べてみようかと思っています。

私が北海道のカルデラ湖で
釣りをしている中で
日常的に感じていること、
それは、自分の眼で
ポイントを選んでいるアングラーが
思いのほか少ないということ。

有名ポイントにこだわることは、
それはそれで
ひとつの戦略ではあると思うんですけど、
支笏湖に行っても
屈斜路湖の行っても、
ポイントによってアングラーの密度に
あまりに偏りが過ぎるよなって。

その背景には、
おそらくカルデラ湖で
魚が付くポイントを探し当てることの
難しさがあるのだろうと
想像されるわけですけれど、
個人的な感覚では、
エリアフィッシングの経験がある
アングラーの方が
ちょっとだけ普段の思考を応用すれば、
すぐに別の
正解に辿り着けるのではないか。

しばしば
そんなふうに思ったりもしています。

簡単に説明しますと……

"管理釣り場の池を
カルデラ湖のミニチュア版と考えてみる"

とでも言えばいいでしょうか。

どういうことがと言いますと、
たとえ人為的につくられた
管理釣り場の池であっても、
鱒が好んで居付く場所というのが
必ずありますよね。

インレット、噴水まわり、
アウトレット、パイプまわり、
いけすなどのストラクチャーまわり、
カケアガリ、地形変化、
岬まわり……などなど

その概念の多くは
カルデラ湖にも
そのまま当てはめることが
できるということなんです。

例えば、
屈斜路湖きっての激戦区
「オサッペ川インレット」は、
インレットであることのほかにも、
岬状の地形になっていて
カケアガリのバリエーションが豊富。

加えて、
当地としては顕著な
地形変化まで絡んでいるのですから、
"そりゃあ鱒が集まるよね"という条件が
「これでもか!」と
キレイに揃っているわけですね。

屈斜路湖で
これだけの条件が揃うポイントが
ほかにないからこそ、
「オサッペ川インレット」が
激戦区化する。
それは確かでしょう。

でも、ちょっと待ってください!

インレットは近くにないけど、
特徴的な地形変化がある場所とか……

パッと見、
のっぺりとした地形ではあるけれど、
実は水通しがいい場所とか……

すべての条件が揃った好ポイントを
"10"と仮定した場合に、
10に該当する場所がたとえ
「オサッペ川インレット」くらいしか
見当たらなかったとしても、
"7"や"8"のポイントなら
ほかにも必ずあるはずなんですよ。

もっと言えば、
仮に"2"とか"3"のポイントでも
そこがノープレッシャーであれば、
「オサッペ川インレット」で
他のアングラーと
口を使う鱒を奪い合うよりも、
よっぽど効率良く
高活性な鱒にコンタクトできる。

そんな言い方が
できるのではないでしょうか。

あくまでもこれは
個人的な理解となりますが、
せっかく北海道のカルデラ湖のような
広いフィールドに遠征するのに、
誰かの後追いをするだけじゃ
もったいないと思うのですよね。

自らが探し当てたポイントで
鱒をキャッチすることも、
レイクトラウトフィッシングの
大きな魅力のひとつでしょう。

それくらい
心に余裕を持ちつつ
北海道に遠征したほうが、
やや皮肉なことではありますけど
むしろ結果に
コミットしやすかったりする。

今春、初めて
北海道の湖に遠征予定の
アングラーの皆さんには、
ここまでの戯言を参考にして
いただけたらうれしいですね!

とかく
「難しい、難しい」と言われがちな
この支笏湖ではありますが、
いやいやどうして
鱒は思いのほか
たくさん棲息していますので。

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