2023 初釣り

昨日、3月1日は
毎年、自主禁漁を解く
メモリアルデー。

今年は
悪天候ということもなかったので、
予定どおり
初釣りを決行。

だいたい
お昼くらいの
支笏湖到着を
目指すこととした。

普段なら、
夕方の1時間ほど
ロッドを振れれば満足……

なんだけれど、
この日は
私にとって
待ちに待った解禁日。

"釣れる/釣れない"
はともかくとして、
せめて半日くらいは
澄みきった空気を
胸いっぱい吸っていたい……。

これが
素直な気持ちだったかな。

現地に着くと、
風も比較的穏やかで
決してベストコンディションと
言えるような状況ではなかった。

けれども、
2か月の潜伏期間を経て
ようやく大自然の中に
身を投じることができる。

もうそれだけで
本当に幸せなのだ。

自宅から
小一時間でこのロケーション。

いや~、
トラウトアングラーにとって、
ここはなんて贅沢な
環境なのだろう。

やっぱ
北海道生活はやめられない!
……のよね。

この日は、
たっぷり4時間ほど
釣りができるくらいの
時間的余裕があった。

さしあたっての
目標は、
ファーストフィッシュに
コンタクトすること。

……ではあるものの、
「釣れない」場所を
確認しておくことも
併せて目論んでいた。

そうそう、
この先効率よく
魚にコンタクトしようと思ったら、
「釣れない」場所を
あらかじめ
チェックしておかねばならない。

もちろん、
過去の積み上げはあるから、
ベースとなるデータが
ないというわけではない。

ただし、
相手は自然。

ひと冬越せば、
倒木が新たに入った場所もあれば、
落石でもあったのか
ボトムの様子に
変化を生じた場所だってあるからだ。

だから、
過去は過去、今は今。

今までは
頻繁にバイトがあった場所が、
チープなポイントへと
成り下がっていることもあるし、
反対に何の変哲もなかった場所が
急に一級ポイントへと
変貌を遂げていることだって
稀には起こりうるのである。

そんな非効率な
アプローチを選択したこともあり、
開始から約3時間ほどは
何もない時間がずっと続いていた。

その間、
「たぶんなんらかの反応はあるだろう」
と期待してポイントも
叩いてはみたのだけれど、
見事に無反応。

ありゃ、
初釣りからやっちゃったかな……

心なしか
そんな微妙な空気が
漂い出した頃のことであった。

コツ…

それは、
ほんの少しだけ
魚が針先に振れたような
恐ろしいほどの
ショートバイトだった。

このワンチャンスを
逃してはなるものか!

そう無意識に
カラダが悟ったのかどうかは
わからない。

でも次の瞬間、
ロッドを握る右手に
確かな生命感が伝わってきた。

ヨシ、これなら大丈夫!
まずバレることはないだろう。

そこからは、
久しぶりに鱒と
一本の糸を介して繋がった
至福の時間を
味わい尽くすことができた。

よしよし、
しかも狙いどおりの
銀ピカ回遊型じゃないか。

この魚、
サイズはせいぜい
50cm台半ばくらいだったのだけれど、
何度も何度も
ジャンプを繰り返す元気の良さ。

ブラウントラウトなのに
茶鱒的な雰囲気を
いっさい
その魚体に纏ってはいない。

これなら
「シートラウトです!」と
素知らぬふりして
うそぶいたとしても、
多くの人を騙せてしまいそう。

それほどまでに
彼女の容姿は
銀色に輝いていたのであった。

いや~、
やっぱり北海道の
トラウトフィッシングは最高!

シーズン初期から
このクオリティーの
個体に出逢えちゃうんだから、
やっぱりいくつになっても
やめられないわけだわな……(笑)。

そんなこんなで、
今年の初釣りは無事終了。

さて、次はいつ?

いやいや、
時間が許すなら
すぐにでも
再チャレンジしたいに
決まってるでしょ!

だって、
変態釣り師の性は
いくつになっても
治ることはないのだからね(笑)。

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