いや~、
秋の然別湖は渋かった。。
ニジマスこそ、
水温が18℃を切ったあたりから
釣果が急上昇しましたけど、
ミヤベイワナは最後まで
厳しい状況が続いていました。
まあ、そっと魚体を触っても
明らかにぬるく感じるくらいですから、
いくら何でも
水温が高すぎたのでしょう。
2ndステージ開幕前から
ある程度は予想していましたが、
それにしても釣果的には
厳しいシーズンになってしまったな、と。
ただし、
個人的な感覚だけで言わせてもらうと、
訪れるアングラーの方々のスキルが
以前とは比べものにならないくらいに
上がっているからこそ、
なんだかんだ
それなりのスコアは出た。
そうも言える
気がするのですよね。
つまり、
これと同じ状況が
10年前くらい前に起こっていたとしたら、
ノーフィッシュ連発で
釣り場としての価値に
疑問符がつけられてしまう事態にまで
発展したのではないか、と。
その意味では、
難しい状況にあえて挑んでくれた
アングラーさまさまと
言っていいのかもしれません。
ということで、
最後に1枚だけ
試し釣りの際にキャッチした
ミヤベイワナの画像を
添えておきたいと思います。
ただし、
ヒットしたミヤベイワナを
ネットに入れた状態で
水面近くに浮かべておくと、
水温が高すぎてすぐに弱ってしまう。
そんな過酷な状況でしたので、
カットはこの一つしかありません。
よって、
画像作品として見れば
出来栄えは
明らかに今ひとつでしょう。
でもね、
「2023年のセカンドステージは
とんでもない高水温だったな」と、
このヘタレなワンカットを観れば
すぐに思い出せる。
うんうん、
キレイに見せるのだけが
写真のすべてじゃないんですよ。
音楽と同じように
ちょっと見ただけで
当時、自分の眼の前にあった情景を
つぶさに思い浮かべることができる。
今の時代にあっても
写真にはそんな備忘録的役割が
内包されていて
いいんじゃないのかな、ってね。