5月20日は解禁日……
もっともこれは、
私が独自に定めたマイルール。
だから
他のアングラーを縛ろうとか
そんな意図はまったくない。
無事産卵を終えた
イトウにかかる負荷低減と
アングラーとしての
イトウに逢いたいというエゴ。
そんな
トレードオフの関係にある
2つのファクターについて、
自分なりに
最もバランスが取れる地点を
長らく探し続けた。
そんな過程を経て
導き出された
自分なりの結論が、
5月20日だということ。
それ以上でも
以下でもない
話ではあるのだが、、、
例年どおり、
今年も日本海側の
オロロンラインを北上し、
宗谷岬を経由して
オホーツクラインを
南下するルートを選択。
時折、
内陸に入り込んでは、
数あるイトウの棲息河川を
歩いて見て回った。
それにしても
雪に覆われた
5月の利尻富士の雄姿は、
何度観ても格別だ。
この日は海霧がかかって
山頂だけが見えている状況だったが、
これはこれで
”天空の山”のようで悪くない。
ちなみにこれは
5月19日の写真なのだが、
翌20日はほとんど
山の姿を見ることができなかった。
観光するなら、
やっぱり晴れの日がいいよね。
そして
本命のイトウのほうは……
というと、、、
20日は
天気が晴れから大雨、
そしてまた晴れと
目まぐるしく変化。
そんな中でも
ほぼ例年どおりの行動パターンを
踏襲していると確認でき、
まずはひと安心。
一部には
数年前に起こった
イトウ大量死事件の影響が、
長らく尾を引いているとの
研究結果もあるよう。
だが、
少なくとも
アングラー目線で言えば、
致命的な資源量の減少が
起こっているとまでは思えない。
もちろん、
しっかりとデザインされた
学術的な研究結果は
尊重しないといけない。
だが、
もれなく印象操作が施された
メディア報道につられて、
イトウが減った減ったと
アングラーが騒ぐのは
ちょっと違うんじゃないかな。
大概の場合、
釣れないのは
魚がいないからなのではなく、
こちら側のスキルが
彼らの頭脳に追いついていないから。
それを認めないのは
個人の自由だが、
だからと言って
魚がいない、魚がいないと
SNSなどで流布され、
それを一定数の人が
信じ込んでしまうという構図は
はたしてどうなんだろう。
おじさんアングラー的には、
正直、なんとも
気持ちが悪い時代になったな、
などと感じてしまう日々。
こんな毒を吐くと
一部の血気盛んなアングラーに
”老害”などと
ののしられそうだけど(苦笑)
毒吐きは
もうこれくらいでいいだろう。
事実、
こんな素晴らしい
イトウもヒットしてきたくらいだから、
未来は明るいと信じたいな。
道北地域を
急ぎ足でめぐる中、
実際にエントリーした河川もあれば、
観るだけにとどめた河川もある。
その中で、
キャッチできたのは計2尾。
ともに産卵を経た個体で
痛々しい傷が残ってもいたが、
どちらの個体も
コンディションは
かなり回復していた。
こちらの個体は
両眼を怪我していて、
ちょっと痛々しかったが……
ちなみに
イトウ釣り自粛要請期間中の
猿払村内を流れる
河川の様子も見に行ってみた。
釣り人の数は、
イトウ大量死事件の前年と比べ、
半数以下には減っている感じ。
細かい話を書き出すと
日が暮れてしまいそうなので
今回は結論だけにするが、
ちなみに私自身は、
地元の要請に従って
自粛要請期間中に
同地域で釣りをしないと決めている。
だから
写真の魚は
猿払の河川のイトウではない。
その一方、
自粛期間中に
同地域で釣りをしている人を
批判もしない。
まあこの件に関しては、
ちゃんと話を整理してから
別の機会に発信しないと……
とは思っているのだが、、、
そんなこんな、
今年もイトウの安否確認が
無事に終了。
さて、
次はいよいよ
然別湖の解禁準備だ!