山深いエゾイワナの渓

次に向かったのは、
車で10分ほどのところを流れる
別のオショロコマの渓。

……となる
はずだったのだが、、、

ここで、
得意の気まぐれが
突然、顔をのぞかせ……

あのエゾイワナの渓、
久しぶりに
行ってみたくなったぞ。

うんうん、
自然とそう思っちゃったんだから
しょうがない。

急遽、目的地を変更、
車のハンドルを
予定とは異なる方向へと
切ることになったのである。

久しぶりに訪れた
山深い渓は、
以前とまったく変わらぬ姿を
とどめていた。

もちろん、
石の配置など微妙な変化はあったが、
魚の棲息環境に
顕著な変化が生じている気配は
微塵も感じさせない。

エゾイワナから
オショロコマへ。
しばらく来ていないうちに
魚種が入れ替わっているのでは……

一尾の魚と出逢うまで
そんな期待とも
不安ともつかない
複雑な感情が内在していたのは確か。

でも、まあ、
わかっちゃいるけど
大自然は偉大。

放たれたミノーめがけて
飛び出してきたのは、
以前と変わらず
やや独特な姿をした
この川らしさ満載の
エゾイワナだったのである。

実はこの川のエゾイワナ、
拙書「feat.鱒」にも
コソっと登場させているのだけれど、
本の写真では、
その”らしさ”が
イマイチ表現しきれておらず、、、

そうそう、
「Yellow」が強いこの発色、
これこそが
この川のエゾイワナ”らしさ”。

もう一冊、
新たに本を出版する機会があるとすれば、
この個体に
登場してもらおうかな……(笑)

でもねえ~、
これでも見た目の印象よりも
「RED」が
だいぶ強く出ちゃってる。

色味の設定を変えて撮るのは
あまりやりたくないんだけど、
こういうときは
むしろ少しだけ
ホワイトバランスなどの設定を
いじったほうがいいのかしら。

コレって、
リバーサルフィルムの時代には
あまりなかった発想だから、
デジカメあるあるなのだろうけど、
やっぱ抵抗あるんだよなあ~。

こちらは
アプリを使って
色味の加工はしないと決めている
頑固で超アナログなジジイ……
う~ん、正直、悩むー(苦笑)。

せっかく
山深くまで入ってきたので、
数尾のエゾイワナを追加。

サイズは最大でも
尺くらいまでだったけれど、
久々の再開に
気持ちが一気に
上がったのは間違いない。

いや~、楽しかった。
でも、疲れたー!!!

ということで、
ここで一旦、昼休憩に。

さーて、
午後はどこの川に入ろうかな……

(次回につづく)

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