2025 初釣り

3月に入ったので、
今年の自主禁漁期間は終了。

例年なら
喜び勇んで
湖へと出かける
ところだったのだが、、、

今年のカレンダーでは
3月1日が土曜日だったので、
翌2日日曜日を含めた週末は
サラリーマンアングラーに
釣り場を譲るのが私なりの流儀。

よって、
月曜日ないし火曜日に
解禁を迎えるはずが
今度は寒波襲来の影響で
急遽キャンセルに。

仕方なく水曜日に
現地まで足を運んだものの、
今度は準備を済ませたところで
激しい吹雪に見舞われ
不本意ながら撤退。

結果、日程が流れに流れ
今年の解禁は
3月6日まで
ずれ込んでしまった。

しかも
前日の支笏湖周辺は
道央圏最大の積雪量に。

よって、
エントリーは
天候が落ち着くであろう
午後からとなった。

心配された
駐車スペースは
無事に確保できたものの、
現地は想像どおり
新雪がモッサリ。

湖畔までは
新雪を無理やり押しのけながら
滑り落ちることを
余儀なくされてしまったのである。

まあ、
そんな状況ゆえ、
釣り人の数は少ない。

エントリーするまでに
これだけ苦労したのだから、
そう遠くないうちに
一回や二回は
バイトを得られるだろう。

そんなふうに
軽く考えていたのだが、
現実は甘くなく……

適度に波があって
湖のコンディションは上々に見えるのに、
普段なら結構な頻度で
アタリで出る場所を叩き歩いても、
しばらくは
何もない時間が続くこととなった。

ファーストバイトを得た時、
陽はすでに西に傾きかけていた。

モソォっというアタリに
間髪入れずアワセを入れるも
残念ながら空振り。

え~、
この時期に
このショートバイトって、
いったいなんなのよ!

思わずそんな感想が
漏れてしまうほど、
魚の警戒心がありありと伝わってくる、
そんなバイトであった。

実のところ、
2月上旬までの支笏湖は
驚くほど積雪が少ない
状態が続いていた。

その後、
ほぼ帳尻が合うところまで
積雪は増えたが、
苦も無くエントリーが
可能であった1月中は、
例年以上に多くのアングラーが
支笏湖を訪れていたのは確か。

こういう年は
魚が絶えず人間のプレッシャーに
晒され続けているため、
警戒心が解かれることなく
冬を越すことに。

その結果として、
シーズン初期から
ショートバイトが連発するという事象は
過去にもあったことではある。

それでも、
難しい相手になればなるほど
思考をフル回転させられるので、
その分、むしろ
釣りが面白くなるのも確か。

数々の魚に
馬鹿にされているであろう現実を
確と受け止めながら、
丁寧に丁寧に
各スポットを叩いて行くこととなった。

ドン!

突如、
激しいバイトが襲った場所は、
過去に一度たりとも
バイトを得たことがなかった
意外なスポットであった。

この場所は、
かれこれ10年以上も前から
目を付けていたピンスポットなのだが、
これまでは不発に次ぐ不発を
ひたすら繰り返してきていたところ。

だから
大した期待もしていなかったし、
いきなりのヒットに
むしろこちらが
驚いてしまったくらいだ。

シーズン最初の魚にしては、
なかなかの大物であること。
これはすぐに確信できた。

本当なら
アベレージサイズで
腕慣らしをしてから
やり取りしたかったサイズ感。

よって
幾分ビビリーになりながら、
慎重にやり取りを続け、、、

おお、
これはいい魚だ。

イケメンというよりは、
もはやイケオジの域に
達していそうなこの表情、
そしてこの風格。

アクシデンタルバイトで
キャッチしたという点を除けば、
何も言うことはないだろう。

ちなみに支笏湖のブラウンは、
ある程度のサイズにならないと
尾の付け根に
銀がさしてこない傾向がある。

この個体のように
80cmくらいのサイズでも、
まだこの程度の
鮮やかさにとどまることが多い。

ニジマスなら
50cmくらいから
煌びやかな銀色に彩られるのだが、
ブラウンは大きさほどには
年齢を重ねていない
ということなのだろうか。

いつも思うことだが、
なんとも興味深い。

プライベートフィッシングでは、
この一尾で十分。

ロケハンという意味では
やや消化不良に
終わった感もあったけれど、、、

ひとまず
今年のファーストフィッシュを
手にできたことは、
純粋によかったな、と。

さて、
2025年の
トラウトフィッシングも
いよいよシーズンイン。

今年もたくさんの
素晴らしい鱒との
出逢いがあるといい。

そして、
ビギナーアングラーの皆さんが
まだ見たことのない景色に
出逢えたらもっといい。

私もなんだかんだ
じいちゃんみたいなことを思う
お年頃になってしまったみたいだ(笑)

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