北海道のお菓子事情

釣り旅で北海道にやってきた
アングラーの皆さんの多くは、
多かれ少なかれ、
北海道のお菓子に触れる機会が
あるのではないでしょうか。

定番の「白い恋人」や
「マルセイバターサンド」を
嫌いな人はあまり見かけませんよね。

北海道のお菓子を
お土産として買って帰れば、
きっと、家族や職場の仲間に
喜ばれることは間違いありません。

ということで、
今回は、北海道のお菓子事情について、
私の独断と偏見に基づいて
少しだけ書き綴ってみたいと思います。

北海道のお菓子は、全体として
掛け値なしにハイレベル。

その点、一般的に
イメージ先行の印象がぬぐえない
北海道のラーメンとは
ちょっとばかり事情が異なります。

もちろん、ラーメンとて、
北海道にもウマイ店は
ちゃんと存在するわけですが、
カテゴリー全体のレベルとして言えば、
圧倒的大差で、「お菓子」に
軍配が上がると言って間違いないでしょう。

一応、言い訳をしておくと、
北海道のラーメンを
悪意を持ってけなすつもりは全くないので、
その点、どうかご理解を。

「お菓子」に話を戻しますが、
中でも、レベルが高いのは、
洋菓子のカテゴリー。

北菓楼が販売する
「バームクーヘン妖精の森」などは、
みやげ菓子のレベルをはるかに超えた
逸品と呼ぶにふさわしい
クオリティーを有しています。

主要駅や空港、観光土産店で
簡単に買えるようなお菓子でも
かなりのハイレベルなのですから、
その点、ひとりの道民としては、
なんともうれしい限りですね。

さらに、北海道の
洋菓子事情で特徴的なのは、
地域の小さなお菓子屋さんのレベルが
圧倒的に高いこと。

天塩川の上流域、道北の士別市にある
「ちたらべ」のミルフィーユや、
「北の菓子工房 moriya」の
生シュウロールなどは、
間違いなく、全国区でも通用するレベルの
逸品と言えるでしょう。

そのほかにも、
「モグモグタイム」で一躍有名になった
北見市「清月」の赤いサイロや
安平町「レストランみやもと」の
カマンベールチーズケーキなど、
北海道らしさも兼ね備えた
魅惑の逸品が数多く存在します。

大人のビーフパイと赤いサイロのチーズサブレ

一方で、北海道の和菓子については、
残念ながら、洋菓子と同等に
語れるレベルとは言えません。

京都や岐阜の中津川、長野の小布施などの
洗練された数々の逸品を知る人にも
胸を張って、おススメできる
レベルかと問われれば、
悔しいけれど、多くのケースで
下を向いてしまうかもしれないですね。

あずきやビートなど
和菓子の主要な原料となる
農産品の供給基地でもあるここ北海道が
そんな残念な現状にある理由を
合理的に説明するのは
なかなか難しいのですけれど・・・。

それでも、小樽や函館に代表される
道内でも有数の古い歴史のある街には、
必ずと言っていいほど、
魅力的な和菓子が存在するものです。

例えば、道南江差町にある
五勝手屋本舗の「五勝手屋羊羹」や
小樽新倉屋の「花園だんご」などは、
時代を超えて、愛され続ける地域の逸品として
胸を張れるレベルにあると言えるでしょう。

北海道の和菓子の中で、
私が最も贔屓にしているのは、
日本海側の増毛町にある中村屋菓子舗の
「中花まん」と「どら焼」。

この時代、
工業製品化する和菓子も少なくない中で、
一品一品手づくりする
中村屋菓子舗のお菓子は、
味わい深いことこの上ありません。

そんなこともあって、
イトウ釣りで道北に遠征した帰り道には
必ずと言っていいほど
増毛町に寄り道してしまうんですよね。

そんなこんな、北海道には、
魅力的なお菓子が
あちこちに存在します。

定番商品もイイですが、
希少なイトウや
ミヤベイワナを狙うアングラーなら、
全国的な知名度は低いけれど、
クオリティーの高さは折り紙付きの
地域で愛される逸品に
フォーカスしてみるのも一考です。

普通の人が知らない
ちょっと気の利いたお土産を持参すれば、
好印象を与えること間違いなし。

今の時代、職場なんかでは、
お土産に何を買って来るかで、
人としてのスペックの高さを
試されてるかもしれませんからねー(笑)

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