週中は、セミナーのお仕事で、
北見と旭川へ。
北見では、
最近、品薄感がハンパなく
道民でさえ入手が難しくなった
北海道銘菓「赤いサイロ」を
久しぶりに購入してきました。
皆さんご存知のとおり、
カーリング日本女子代表チームのメンバーが
通称「モグモグタイム」に、
「赤いサイロ」を何気なく食べていたシーンが
たまたま、生中継の映像に
拾われたことをきっかけとして、
一躍、脚光を浴びることとなったわけです。
この「赤いサイロ」、
今回の爆発的ヒットとなる前から、
地元北見を代表するお菓子でしたし、
JALスーパーシートの
茶菓に採用されたりもしていて、
最近、新しく誕生した商品
というわけではありません。
地元では、菓子処大丸さんの
「ほっちゃれ」とともに
長年、地元で
愛され続けてきた銘菓であるというのが
正しい理解なんだと思います。
爆発的なヒットのおかげで、
それまで「赤いサイロ」の存在を
全く知らなかった人たちにも、
その魅力が届けられるということは
とても喜ばしいことだなあと思います。
だって、
新しいファンが増えるということは、
そのお菓子の"寿命"は
間違いなく伸びる方向に向かいますから。
一方で、はじめて
「赤いサイロ」を食べた人たちの中には、
こんな感想を口にする人もいます。
「期待したほどじゃなかった・・・」
「フツウのお菓子だった・・・」
私は、「美味しい」とか「感動的」
などといった感想ばかりでなく、
こうした「ちょっとがっかり」的な
感想があることは、
むしろ自然なことじゃないかと
思ったりするのですよね。
だって、「赤いサイロ」って
もともと単なる観光土産菓子として
開発されたわけじゃないんですから。
注目してもらいたいのは、
「赤いサイロ」の原材料表記。
食品表示のルールでは、
原材料の表記は、
使用量の多いものから順に
記載することになっているわけですが、
「赤いサイロ」の原材料表記では、
「牛乳」「鶏卵」「チーズ」・・・
要は、ひとくち食べて
ガツンとくるようなところを
志向しているわけではないということ。
地元の人たちが、
食べ飽きてしまうこともなく、
安心して食べ続けられるような
本質を追求して
つくられているお菓子と
考えた方が良いかもしれません。
現に、「赤いサイロ」って、
初めて食べた時よりも
2回目に食べた時の方が、
より美味しく感じたという感想も
よく耳にしますしね。
「赤いサイロ」の
製造・販売を手掛ける「清月」さんの
本質を追求し続けるその姿勢には、
本当に頭が下がります。
一方で、
「赤いサイロ」の対極にあるのが、
LeTAOさんの
「ドゥーブルフロマージュ」だと思います。
LeTAOブランドを展開するのは、
北海道千歳市にある
株式会社ケイシイシイという会社さん。
ケイシイシイさんはと言うと、
鳥取県米子市に本拠を構える
寿スピリッツ株式会社さんの
グループ会社なんですね。
寿スピリッツさんは、
全国各地にグループ会社を持っていて、
皆さんよくご存じの
「ザ・メープルマニア」や
「東京ミルクチーズ工場」などの
ブランド展開を図っているのも
寿スピリッツさんの
別のグループ会社というわけです。
そんな事情は、一般的には
あまり知られていないのかもしれませんが、
このように、寿スピリッツさんは、
全国各地に拠点を持って、
その土地の特性を活かした
ブランド展開を図るというのが戦略。
そういえば、LeTAOさんの
「ドゥーブルフロマージュ」なんかは、
食べた瞬間から「ガツン」ときますよね。
それは、そういうコンセプトで
つくられたお菓子なのだから、
「赤いサイロ」よりも
瞬間的なインパクトがあるのは
ある意味、当然のことではないでしょうか。
ちなみに、私が、
寿スピリッツさんの戦略を
否定的に捉えているかと言えば、
全くそんなことはありません。
実際、各地で展開しているブランドが
おしなべて人気を博していることからも
その社会への貢献度が高いことを
疑う余地はないですからね。
ただ、皆さんにお伝えしたいのは、
「赤いサイロ」と
「ドゥーブルフロマージュ」を
同じ土俵で比較することには
あまり意味がないということです。
それぞれに別の魅力があって、
最終的にどちらのファンになるかは
人それぞれということになるでしょう。
そんな背景を知っていただいて、
改めて「赤いサイロ」と食べてみると
また違った感想が出てくることも
あるんじゃないかな。
そんなことを思ったりしたので、
今日は、こんな話題を
取り上げてみることにしました。
えーとー、
無加川、常呂川は濁りなし。
石狩川、空知川は、
多少濁ってはいるけれど、
釣りは可能な状態でしたね。
すみません、
とってつけたような情報で・・・(汗)