春イトウの総括

春のイトウシーズンは
まだ終わっていないのだけれど、
近日中に、道北方面へ向かうのは
ちょいと難しそう。

ということで、
ここで、簡単にですが、
一旦、総括しておくことにしました。

極端に雪が少なかった
今年の道北地方。

その影響で、河川によっては、
イトウの産卵時期が
例年よりかなり早まっていたようです。

僕は、例年5月20日を
イトウの自主解禁日としているのですが、
結果的に見ると、
この週が魚の活性のピークでしたね。

本来であれば、
もっとも期待が大きいはずの5月下旬には
もうすでに「祭りのあと」的な雰囲気が
フィールド全体を覆っていました。

こんなことは
ここ10数年で、はじめてのこと。

来年以降は、
冬の降雪状況を見ながら、
自主解禁日を前倒しすることも
視野に入れる必要があるのかなと・・・

結果的に見れば、
納得のいくサイズの魚を
数本キャッチできたのですが、
率直に言って、
紙一重の感は、否めませんでしたね。

例年なら、
ミスのひとつやふたつなら
なんとか取り返せるものなのですが、
今年は、なかなかそうもいかず・・・

何かひとつ歯車が狂っていたら、
悲惨な釣果に終わった可能性も
否定できない状況だったと思います。

また、アングラーの行動原理にも
大きな変化が見られたような気がします。

コロナ禍の影響もあって、
道外からの遠征組は
例年よりも、若干少ない印象でしたが、
地元組は、明らかに増えていました。

それは、今年の
春シーズンの支笏湖と
共通する現象であったと言えるでしょう。

フィールドのスペックでは
当然、支笏湖に敵わない
道北のイトウフィールドですから、
アングラーによる
フィッシングプレッシャーの影響は
少なからずあったのだろうと推察されます。

その他、とても印象的だったのは、
猿払川のイトウ釣り風景でした。

なんと、河川内で釣りをする人よりも
海でロッドを振っている人の方が
断然、多いではありませんか。

確かに、海イトウの方が
圧倒的に釣りやすいのは事実。

だから、アングラーの行動原理が
海メインにシフトするのも
わからない話ではありません。

ただ・・・

海イトウの釣りだと、
戦略性が相対的に薄まってしまう分、
面白みに欠ける印象もあるのですよね。

さらに、
サーフでイトウをキャッチすると、
魚への負荷を最小限にとどめつつ
スマートにリリースするのが難しい。

このような
海イトウ釣りにまつわる課題と
これから、どのように
向き合っていく必要があるのか?

イトウと接点を持つ僕たちアングラーが
そろそろ真剣に考えるべき時期が
来ているような気もします。

今年は、コロナ禍の影響で
グレートフィッシング然別湖の
ファーストステージが
中止になってしまったので、
6月に、あの美しいミヤベイワナと
出逢うことができません。

う~ん、困った・・・

次は、
どこのフィールドに向かうべか???

もうちょっとだけ、
悩んでみようと思います。

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