(前回からつづく)
イエローフィンとの再会を目論んで
フィールドに立ったこの日。
イエローフィンに再会できただけでなく
激レアさんと遭遇し、
さらには絶世の美女にも出逢えるという
いつにない幸運に恵まれた。
残るミッションは、
今年初となるオショロコマとの再会。
これを果たせれば、
プレミア付きの
ミッションコンプリートとなるのである。
流れのいい時というのは、
人間、守りに入らず、
攻めの姿勢を崩さずにいられるもの。
場所選びが重要な
オショロコマ狙いであっても
勝手知ったるポイントはスルー。
あえて、今まで
エントリーしたことがない流域に
入ってみることにした。
ここでも、
この日の良い流れは続いていた。
ファーストキャストから
オショロコマがヒット。
サイズは小さかったが、
はじめての場所としては、
幸先の良いスタートである。
ここからは、
怒涛の連続ヒットが続く。
いる場所といない場所が
はっきり分かれてはいるが、
いるところには
群れをなしている感触だ。
サイズ的には、
だいたい20cmがアベレージであったが、
中には、こんな25cmクラスも混じる。
いや~、やっぱり
オショロコマもキレイな魚だよなあ~
体側の発色が、なんとなく
然別湖のミヤベイワナを彷彿とさせるのは、
もしかすると、水源が近く、
地層が似通っていることに
起因するのだろうか?
そんな仮説が合ってるかどうかは
まったくわからないけれど、
いろいろと想像力を働かせるのも
釣りの楽しみのひとつであろう。
そうそう、
先ほどの絶世の美女は
日本生まれの外国魚。
でもって、
こっちは、生粋の国産魚。
そういう意味で
こちらは"やまとなでしこ"と
呼んでもいいのかもしれない。
まあ、しかし、
どちらも本当に美しい。
やっぱり、
美しさに国境はないよね。
こうして、充実の1日は終了。
こんなに思いどおりに
コトが運ぶことなんて
滅多にあるもんじゃない。
そうだ、今日のディナーは
ちょっとしたお祝いにしよう。
せっかくだから、BGMには
昔のドラマの
DVDでも流しておこうか。
そうそう、
僕がお金を出してまで買った
生涯唯一のDVD。
う~ん、
やっぱり"神野桜子"は魅力的だ!
美しさはもちろんだけど
言動は大胆不敵なのに
人間らしい繊細さを
あわせ持っているところが
なんとも素敵なんだよなあ~。
松嶋菜々子さんの
絶妙な演技も含め、
これが本当の"やまとなでしこ"。
ん・・・
さっきのオショロコマ、
確かに美しかったけれど、
そんなに繊細だったっけ?
お嬢さま、
もっと上品に振る舞ってもらわないと
困りますってば・・・(笑)