雪景色の渓で

今週は、
予定していた仕事が
キャンセルとなったこともあり、
せっせと河川調査へ。

向かうはもちろん、
月初の釣行で
「愛すべき外道」がヒットした
あの渓である。

現地に到着すると、
事前のリサーチどおり
一面の雪景色。

しかも、
サラッと降った感じではなく、
湿った雪がどっさりと
積もっているような状況であった。

ただし積雪は、
なんとか河畔に
近づくことができるくらいの量で、
それなりに
増水はしているものの、
エントリー不能なほどには
高くなっていない。

カラダから湯気が出るほど
季節外れの
大汗をかくことにはなったけれど、
なんとか釣りを
成立させることができて
よかった、よかった。

そんな中、
最初のポイントでヒットしてきたのは、
30cm台半ばの
コンディション良好なニジマス。

外の景色は
もうすでに冬だが、
水の中はまだ
秋を引きずっているのでは?

そう思わせてくれる
色合いの魚体だったかな……。

絶望的にも見えた
景色とは裏腹に、
この日は
実に幸先の良いスタート。

でもね、
ニジマスは
あくまでも「外道」。

そうそう、
今回に限っては……
ではあるんだけど。

そして
続くポイントでは、
「外道」が
一気にグレードアップすることに。

長さはもちろんのこと、
とにかく体高がすごくて、
いわゆる「板マス」体型をした
ハイクオリティフィッシュだ。

こちらは、
秋色から冬色へと
移行途中のようにも見える
ややシックな印象の魚体。

けれども、
周囲の景色と
大きなギャップを感じさせてくれた
そのファイトは、
「素晴らしい」のひと言であった。

でもね……

もし2週間前に
この魚をキャッチしていれば、
見事に
本命ゲットではあったのだが、、、

もちろん、
この厳しいコンディションの中、
こうやって素晴らしい
ニジマスに出逢えたことは
ただただ純粋にうれしい。

だが、
この日の狙いは
別のところにあるのだ。

よって
この一尾をもって
ミッションコンプリート
とはならない。

そう、
この日に限っては、
時間の許す限り
ひたすら「あの魚」を
狙い続けるのみなのである。

そしてこの後……

にわかに
実現不可能かと思われた
「難易度高」の目論見が、
現実のものとなる瞬間が、、、

これだから、
鱒釣りはやっぱり
やめられないんだよなー(笑)

(次回へつづく)

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