遡上系アメマスの
レモンイエローに癒された後、
向かうは
ヤマメの棲む小渓流。
日帰りでわざわざ
道東地域までやってきたのも、
愛おしきこの魚の
安否確認をしておくため。
ここ北海道では、
良型ヤマメへの
アクセス難易度は
アメマスの比ではない。
だからこそ、
春のこの時季に
現場の状況を
しっかりと把握しておくことが、
盛期のガイドに向けた下準備として
絶対に欠かせない作業なのである。
そして、
安否確認は早々に終了。
サビが落ち
すでに春色へと変身を遂げたヤマメが、
入渓早々に
姿をみせてくれたのだ。
若い頃の私にとって、
春はヤマメの季節。
それを思い出させてくれる
こうした出逢いには、
ドンドンと年齢を重ねても
毎回毎回、
心を動かされるものだったりもする。
ヤマメの棲む渓は、
アメマスやエゾイワナとの
混生が基本。
この小渓でも、
例外なくこのツーショット写真を
パシャリとやることに成功。
この絵面、
個人的に大好きなんだよね。
次に向かったのは、
先ほどとは違って
両岸がやや切り立った地形の川。
さて、ヤマメたちは
どんな様子かと探りを入れてみると、
すぐに水中から反応が……
こちらのヤマメは、
先ほどの川の魚と比べ
ずいぶんと細身で、
まだ回復途上の印象であった。
肌艶なんかは
これから日に日に
良くなっていきそうな印象だったし、
尾ビレの縁取りも
オレンジではなく
ワインレッドのような色合いだ。
それでも、
4月の今時期に
20cmを超えるサイズなのだから、
盛期には尺に近いサイズにまで
成長するのではないだろうか。
その意味でも、
今は大事に大事に
その魚体を
扱わないといけないな……
そんなこんなで、
今週のロケハンは
これにて終了。
ロケハンなのに
ひとり充実感あふれる時間を
過ごせるのだから、
フリーランスは
やっぱりやめられない!
ぶっちゃけ
サラリーマン向きでないことは、
自分でも昔から
わかっていたんだけどね(笑)