今年の7月は、
10代で本格的に鱒の釣りを始めて以降、
初めてマイロッドを握ることなく
終えることとなった。
実際のところ、
ガイドの仕事で
水辺に立つことは何日もあって、
渓流から完全に
足が遠ざかっていたわけではない。
とはいえ、
7月に一度も釣りをしないなんて、
明らかに
私の心と脳にトラブル発生。
そう思って、
内心ドキドキしていたのだが、、、
もちろん、
熊本地震の被害に心を痛め、
精神的に釣りどころでは
なかったというのもある。
そう、私自身が
北海道胆振東部地震で被災した時、
意識して出かけようと思わなければ、
自然にはなかなか
体が動かなかったものだ。
だから、
今回の地震で被災し
大好きな釣りどころでは
なくなってしまっている方々の気持ちは、
痛いほどよくわかる。
でも、
自粛なんて
誰のためにもならないのだから、
いつもどおりの日常を過ごすことが
一番なんだけど、
年のせいで釣り欲が減退しているのか、
なかなか重い腰が
上がらなかったのも確かであった。
そんな中、
久しぶりに
真狩のオショロコマに逢いたい!
そんな思いが
ようやく自然と湧き出してきたので、
日中、時間をつくって
お気に入りの渓へと向かった。
今年の北海道の夏は、
まるで10年くらい
時計の針が
巻き戻されたように感じる。
それなりの
暑さではあるけれど、
ここ数年のように
不快な蒸し暑さではなく、
カラっとした
「これぞ北海道の夏」といった
気候の日が続いているのだ。
晴れて気温は上がっているものの、
湿度は高くなく
とても快適な気候の日に、
湧水の川に浸かるのは格別。
ひとたび
バイカモゆらめく流れに
身を沈めれば、
そりゃあもう極楽でしかない。
そして肝心の
オショロコマのほうも、
いつもと変わらず
姿を現してくれた。

ただ、
陽の差す流れに出て
虫を捕食している個体は、
体色がやや地味目。

結局、
「これぞ真狩!」というような
ファイヤーレッドの個体には
最後まで逢えなかった。
けれども、
バイカモの下に身を隠している個体は
やはり派手なベッピンさん。

これだけ
ビジュのいい個体に出逢えたら、
それ以上
深追いする理由はもうない。
いや~、
オショロコマって
本当に素敵な魚だな……
今さらながらだけど、
やっぱオショロコマが好きなんだ。
改めてそう教えてくれた
真狩の美形たちに、
ただただ感謝!


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