変わりやすい天気が続く
今週の北海道。
本当は、昨日の午後、
簡単な打ち合わせの予定が
入っていたのだけれど、
感染リスクを考慮して
双方合意の上、急遽キャンセルに。
期せずして
時間が空いてしまったので、
気分転換のため、
支笏湖へと向かった。
天気予報では、
１４時すぎに雨は上がり、
強い南寄りの風が
ずっと吹き続ける予報。
１４時半くらいに
北岸に着くイメージで家を出て、
なんとなく入ってみたいと思っていた
ポロピナイ周辺を目指した。
最初に僕の目に入ってきたのは、
激しく荒れた支笏湖の湖面。
「お～、イイんじゃない」
・・・と思ったのも束の間、
さすがにちょっと吹きすぎかなと
判断を軌道修正。
とりあえず、
ポロピナイの駐車場に車を入れた。
ん・・・
なんと、そこには
数年来お世話になっている
フライフィッシャーＴさんの姿が。
不意の再会に
まずは挨拶をさせてもらって、
この日の釣りを
ご一緒させてもらうことに。
爆風吹き荒れる湖畔で
お互いにマスクをつけて
会話する日が来るなんて、
まったく想像もできなかったけど、
信頼できる相手だから
声の届く距離で
言葉を交わすことができた。
やっぱり信頼関係って、
なにより大事だな。
最初のポイントは
正面からの爆風を受けて
あえなく退散。
爆風は味方だと思ったけれど、
さすがに限度というものがある。
Ｔさんと相談して、
ちょっとは爆風を避けられそうな
場所へと移動することにした。
そこは、僕がいままで
一度もエントリーしたことのない場所。
Ｔさんが準備をしている間、
すぐ目の前のポイントを撃ってみる。
すると、その３投目のこと・・・
ギラッ、ギラッ
あ～あ～
早速、サクラを誤爆。
まあ、サクラが
すぐにバイトしてしてくるってことは、
ブラウンとかニジは期待薄ということ。
その後、Ｔさんから
地形に関する簡単なレクチャーを受け、
まずは、湖の様子を観察しながら、
少し先の小さな岬まで
徒歩で歩いてみることにする。
５分ほど歩いて岬に到着すると、
岬より先は、
モロに爆風が湖岸に吹き付けていた。
さすがに危険なので、
先に進む選択肢はないと見切り、
歩いてきた道を
ランガンしながら戻ることに。
やっぱり、
はじめてのポイントっていうのは、
いつでもドキドキ、
ワクワクが止まらない。
キャストをはじめると
すぐにハードなバイトが訪れた。
トルクフルなファイトに
一瞬だけ期待感が高まったのだけれど、
すぐに、それは落胆へと変わる。
ギラッ、ギラッ！
あ～、またしてもサクラを誤爆。
ここでも誤爆ということは、
少し考え方を
変えないといけないかも・・・。
ちょっとの
ヒントになったという意味では、
有意義な出来事ではあったのだけれど、
正直、サクラの誤爆は
気持ちのいいものじゃないんだよね。
少し考え方を変えて
すぐにランガンを再開。
すると、すぐに答えが出た。
ｺﾞﾝ！
かなり控えめな「ｺﾞﾝ」ではあったけど、
波間でジャンプを繰り返す姿は、
アベレージに届くどうかのサイズの
ブラウントラウト。
しばしジャンプファイトを
楽しませてもらってから、
さっとランディングに持ち込んだ。
サイズ的には、
５０ｃｍにわずかに足りないくらい。
まあ、サイズはともかく、
サクラ以外の鱒と出逢えたことは
素直にうれしい。
その後、Ｔさんと合流し
作戦を共有しながら
ランガンを繰り返した。
雰囲気はあって、
期待は高まったのだけれど、
残念ながら追加はなし。
夜、ちょっとした
書類づくりの予定もあったので、
Ｔさんに挨拶して、
この日は打ち止めとすることにした。
普段の僕は、
もともと無意味につるむのが嫌い。
だから仕事以外、
ほぼほぼ一匹狼的な
活動しかしていないので、
他のアングラーの方と
ご一緒させていただく機会は
それほど多くない。
でも、Ｔさんのお話を伺ったり、
ポイントへのアプローチを見ていると、
やっぱり、ボクなりに
いろいろと考えるところもあって、
とっても勉強になる。
もちろん、
目の前で魚が釣れたとか、
釣れなかったとかの
次元の話ではなくてね・・・。
Ｔさんがフライフィッシャーである
ところも非常に大きくて、
フィッシングスタイルが
異なるアングラーだからこそ、
そのアプローチを見ているだけでも
いろいろな”気づき”があるもの。
う～ん、アプローチの多様性って
本当に大事だよな。
おかげで、
ポイントへのアプローチについて、
改めていろいろと考える
イイきっかけとなった。
与えられた条件に対して
釣果は寂しいものだったけど、
そういう意味では、
とても有意義な
一日とすることができたと思う。
Ｔさん、昨日は
本当にありがとうございました！