早春の尻別川

先週は、
早春の尻別川でロケハン。

支笏湖の釣りは
楽しくて仕方ないものの、
そればかりだと
さすがに飽きてしまう。

だから、
後志地域で別件もあった中、
日常に変化を生む
ちょうど良い機会と認識。

はたして
何シーズンぶりになるのだろう、
雪の残る尻別川に
刺さることを決めたのだった。

当初の予定では、
下流の蘭越地区に
午後から軽く
刺さる想定をしていた。

ところが
現地に着いて
川を眺めてみると、、、

要所要所には
すでに先行する
アングラーの姿があるではないか。

この日は平日でもあり、
この景色には
さすがに少しビックリしたが、
あえて混雑している流域に
自ら刺さり込んで行く理由はない。

そこで、
あらかじめ用意していた
Bプランを即発動。

一路、
上流域の倶知安地区を
目指すことを決めた。

本来、豪雪地帯である
後志地域だが、
昨年と同様に
積雪量が少ないようだ。

年によっては
大汗をかきながらの
ラッセルを強いられる入渓路も
今年は残雪が少なく
とても歩きやすい。

河原に降りると
目の前の流れはほぼクリア。

雪代の影響はまだなく、
むしろ水位は
この時季の平水よりも
やや低いくらいであった。

入渓して
わずか3投目、
想像していた以上の
衝撃がロッドティップに伝わった。

すかさずアワセを入れると
ドラグが激しく鳴り、
間髪入れずに
黄金色の魚体が勢いよく宙を舞う。

え~~~
この流域でブラウン???

想定外の出来事に
動揺する気持ちを抑え、
慌てず騒がずのファイトで
無事にネットイン。

個人的な志向は別として、
このハイクオリティな魚に
あっさりと出逢えてしまう環境は
きっと贅沢なのだろう。

ただ、、、

ここは
尻別川水系だけに棲息する
固有のイトウ、
オビラメの産卵河川にも近い流域だ。

この流域に頻繁に
通っているわけではないので
断定的なことまでは言えないが、
個人的に過去30数年を振り返ってみても
この流域でブラウンがヒットしたのは
これがはじめてのこと。

しかも
この水系で唯一、
ブラウンが自然繁殖を繰り返している
昆布川流域の個体と比べても、
明らかにそのビジュアルが
異なっていたのである。

う~ん、
このブラウン、
いったいどこから
やってきたのだろうか???

私自身は
環境原理主義者ではないので、
在来種が淘汰されないことを
最低条件としつつ、
在来種と外来種が共存することを
概ね好意的に捉えている。

だがその一方で、
外来種の棲息域が
とめどなく広がっていくことには
危機感を抱いていることも確か。

度を超えた犯人捜しには
賛同しないけれど、
昨年の喜茂別地区に端を発した
尻別川水系における
ブラウントラウト棲息域拡大問題には、
私たちアングラーも
強い問題意識を持って
この問題に向き合っていくべき
なんじゃないかとも思っている。

原因はともかく
こういった状況が
各地で頻発することになれば、
環境原理主義者たちの
極端に偏った生物多様性論が
広く市民権を得ることにつながる
懸念さえあるのだから。

そんなこんなもあって、
今回のロケハンは
わずか3キャストで終了。

さすがに今回に関しては、
「イイ魚が釣れてよかった」
という感覚はなく、
どちらかというと
気持ちがモヤっとしただけで
ロケハンが終わってしまったかな……。

ぶっちゃけ、
キャッチしたブラウンを
リリースするかどうかも
かなり迷ったのだけれど、
今回はひとまずリリースを選択。

ただ、
その選択が本当に
正しかったのかどうかを含め、
今後、自分なりの検証を
順次進めて行きたいとも思っている。

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