釣りを難しくする要素とは?

先日、
「釣りびと万歳」洞爺湖ロケに
参加させていただいた中で、
自分なりに
いろいろと思うところが……。

そこで今日は、
備忘録としての意味を含め
「釣りを難しくする要素とは?」
をテーマに、
ロケを通じつぶさに感じたことを
そっと書き残しておこうと思います。

洞爺湖は、
「攻略が難しい湖」として
トラウトアングラーの間で
広く認知されています。

その一方で、
「攻略が難しい」理由が
いったいどこにあるのか……

この点については、
実はあまり深く
考察されていない
気がするのですよね。

一般的によく指摘されるのは、
フィッシングプレッシャーの高さ、
漁協による放流の少なさ、
自然再生産が促進されない
周辺環境の脆弱さ、
湖の透明度の高さ……などでしょうか。

あくまでも
個人的な感覚でしかありませんが、
おそらく
ここで挙げた理由のほぼすべてが、
「洞爺湖で鱒を釣ることの難しさ」と
密接にリンクしてはいるのでしょう。

中でも、
今回のロケを通じて
私が率直に感じたのは、
釣りを難しくする要素として
もっとも影響力が大きいのは、
湖の透明度。

そうなんですよ、
実際、動力船に乗って
洞爺湖に浮かんでみると、
想像していた以上に
魚は確実にいるのだという現実に
嫌でも気づかされるのです。

でもね、
彼らの反応ときたら、
そりゃあもう
つれないったらありゃしない。

こちらの様子は
彼らにすべて見透かされていて、
ルアーを投じるたびに
「ああ、ニセモノね、、、ケッ!!」
みたいな反応を
毎回、毎回されるんです(笑)。

ただですね、
ロケの中でニアミスした鱒たちって、
おそらくですが
ルアーやフライを頻繁に見ている
わけではないと思うのですよ。

なのに、
どこまでも"つれない反応"とは
いったい
どういうことなのか。

こんなふうに
あれこれと考えてみた結果として、
釣りを難しくしている主要因って、
湖の透明度の高さなんだなって
結論に至ったというわけ。

厳密に言うと、
もともとなんとなくは
わかっていたことですが、
こうやってつぶさに
現実を突きつけられたことにより
漠然とした認識が確信に変わったのは、
ある意味、大きな収穫だったと
言えるのかもしれません。

さて、
問題は今回の気づきを
今後にどうやって
生かしていけばいいのか……ですね。

個人的には、
夏シーズンの洞爺湖攻略は
これまで「できるだけ水温の低い
6月上旬に限られる」と考えていましたが、
どうやらその認識には
一部、誤りがあったようで、、、

もちろん、
水温上昇そのものの影響も
それなりに大きいのでしょうけれど、
それ以上に
水温上昇に伴う透明度の上昇のほうが
釣りを難しくする要素として
目の前に横たわっているのではないか……

だとすれば、
解禁日やその直後じゃなくても、
台風が来て湖の透明度が
一気に下がった直後などは、
7月や8月でも
勝負になる時があるんじゃないか、と。

で、思い出したのが、
今から30年以上も
前の話になるのですけれど、
わたくし、
8月の洞爺湖で
実際にサクラマスを
手にしたことがあったんですよ。

もちろん当時は、
湖のコンディションのことなど
何もわからずに、
夏休みの時間のある時に
たまたま湖を訪れただけ。

でもその日は、
台風一過のような気象条件で、
波の影響により
岸から数メートルのところまで激しく濁り、
大量のスジエビが
岸際に打ち寄せられているような
状況だったんです。

入漁券を購入した際には、
「こんな時期に釣れないよ」と
失笑された記憶もあるのですが、
実際はそんなこともなく……

そうそう、
これでいくつかの点が
線としてつながった。
そんな気がしています。

普段、湖の様子の変化を
つぶさに観察できる然別湖でも、
たしかに似たようなことが
起こっているよなと、
確かにつじつまが合うんですよね。

ということで、
もしも7,8月に
洞爺湖の水が激しく
かき混ぜられるような事象が起こったら、
ダメもとで湖に刺さってみようか、と。

タイミングが合えば……
という条件付きなので、
実現するかはわからないですけど、
「新しい挑戦の可能性が見えた」
という意味では、
ひとつ引き出しが増えたと
言えるのかもしれませんね。

以上、つたない備忘録でした。

最後まで
戯言にお付き合いいただき、
ありがとうございました!

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