黄砂やら
ミサイルやら……
最近は
大陸から北海道へと
いろんな物体が
飛んでくる時代となったようだ。
朝から
大音量で響き渡る
Jアラートの
あの不愉快な音色。
今日は
何かとストレスフルな
一日になってしまいそうな
予感しかなかったのだが、、、
幸い黄砂のほうは、
思いのほか
早く上空を通過して行ったよう。
よって、
朝から極端に
視界が悪いということはなかった。
そういえば、
来週は支笏湖に出かける暇が
まったくないんだっけな……。
そんなことを考えながら
PCとにらめっこしていたら、
どうにもこうにも
ウズウズ、ソワソワが
止まらなくなってきてしまい、、、
今日動かねば、
今春の支笏湖散歩は
おそらく終了だろう。
そう思ったら、
やっぱり居ても立っても
いられなくなるのが
釣り人の性なんだな、これが……(笑)
そんなこんな、
急遽、午後から
自主休暇を取得して
ゲリラ釣行に出ることを決断。
ササっと準備を整え、
春シーズン最後になるかもしれない
支笏湖に向け
一路、車を走らせた。
現地到着は、
午後2時30分頃。
せっかくの
午後休だったので、
狙うは今シーズンまだ一度も
エントリーしていなかったポイント。
釣れる/釣れないは
二の次でOK。
年に一度の
ポイントチェックをメインに
午後のひとときを
のんびりと過ごせれば
それでよかったのである。
湖畔に降りると、
想像どおり
黄砂の影響はほとんど感じられず、
視界は良好。
さすがに
澄みきった空とまでは言えないけれど、
この程度の霞み具合なら
特に気にすることもなさそうだ。
西寄りの風が
強く吹いていたので、
自分の立ち位置では
ほぼ横風。
直感としては、
絶好ではないが
決して悪いコンディションでもない。
そう思えるくらい
ほどほどに
ポジティブな状況だったかな……。
ゴツン!!
欲がない時というのは、
いつものルアーも
きっとより自然な動きを
しているのであろう。
キャストを開始してわずか数投、
ロッドを握る右手が
早速、明確な
バイトを捉えたのである。
これが、
今年最後のブラウンとの出逢いに
なるかもしれない。
そんな予感もあったので、
気張らずゆっくりと
ファイトを愉しむことにした。
ジャンプして
水面から飛び出した魚体を見る限り、
まあまあサイズではあるが
ビッグワンというほどではない。
ただ、それにしては
パワフルな個体だったので、
ファイトは終始
エキサイティング。
おおー、
ビカビカの回遊系じゃないか。
そうそう、
支笏湖に棲むブラウンの中で
このタイプが一番好き。
だからバレないでね、
お願いだからさ……。
長さはせいぜい
60cm台半ばと
いったところだろうか。
しかし、
このブリブリ感はスゴイ!
さらに一点の曇りもない
この魚体には
感動すら覚えてしまった。
ここ最近、
とかく批判の対象にされがちな
ブラウントラウトという魚。
そしてまた、
その魚をターゲットとする
アングラーにも
批判の矛先が
向けられることもしばしば。
でも、
こんな素晴らしい魚体を
間近で拝めるアングラーだからこそ、
支笏湖というフィールドが内包する
ポテンシャルの高さを
身をもって体感することができるのも
また事実なのではないだろうか。
このレベルまで
美しく魚体を
磨き上げられるフィールドなんて、
どこにでも存在するわけじゃないし、
そのことを肌で感じられるのは
ほかならぬ釣り人だけなんだから……。
……と、
ちょっと愚痴を挟んだところで、
丁寧に魚をリリース。
今日はもう十分、
さて、とっとと帰ろうかな……。
とも思ったのだが、
いやいや、
今日は午後のひとときを
この美しきフィールドで
のんびりと過ごすことが目的。
だから、
急いで帰る理由もない。
ならば、
ルアーチェンジでもして、
あと少し
キープキャストだな。
カスッ、ゴツン!
それは、キャストを再開して
およそ5分後の出来事だった。
いやいや、
予期せぬ連チャンじゃないか。
正真正銘、
これが今年の春シーズン
最後のブラウンになるはず。
いや~、
釣りってマジ楽しいなあー(笑)
本日2尾目は、
居付きのいかついオス。
長さは60cmソコソコだが、
先ほどの個体のように
パッツンパッツンな感じはない。
ただ、
居付きの魚だけあって、
発色は見事。
これぞ「The 茶鱒」。
そんな形容がピッタリの
フォトジェニックな
ブラウントラウトだったな。
まあまあ、
たまには
こんな日があってもいいだろう。
仕事をさぼる決断をして
わざわざ時間をつくったのに、
早々にミッションコンプリートしてしまい、
まだ仕事ができる時間に帰宅。
でもまあ、
これでもう
支笏湖に心残りはない。
次のステージへ向け、
あとはどんどんと
気持ちを高めていくのみ。
よ~し、
来週は違うフィールドへGO!(笑)