週中、
日頃の運動不足解消のため
再度支笏湖へ。
この日は
朝から爆風が吹き荒れていたので、
少し風が収まりそうな
15:00に現地到着時刻を設定し、
やるべき仕事を片付けてから
のんびりと家を出た。
現地に到着すると、
案の定、
北からの爆風で
湖面には激しい白波が、、、
それでも、
まともに風が当たる
有望ポイントのエントリー場所には、
必ずと言っていいほど
アングラーの車が停まっているのだから、
そのモチベーションの高さには
本当に恐れ入りました…しかない。
確かに
そのスポットに入れば
高い確率でイイ魚に
アクセスできそうな気はする。
でもさすがに、
強烈に吹きすさぶ季節風を
正面からまともに喰らいながら、
キャストを続ける根性など
私にはあるはずもないのである(笑)
ということで
さらに車を進めて目指したのは、
この日、風裏になっていた
西側のエリア。
いつも車が停まっている
人気スポットが
ちょうど空いている
タイミングだったので、
久々にその周辺を
のんびりと歩いてみることにした。
風はもうずいぶんと
落ち着いていたが、
湖岸にはまだ
強い濁りが残っている。
うんうん、
昼頃まではここも
かなり荒れていたのだろう。
容易にそう
推察できる状況だったかな。
ちなみにこのエリアは、
いわゆる激戦区。
踏み跡の状態から
この日の午前を含め
ここ数日の間に相当数のアングラーが
ひっきりなしに
出たり入ったりを繰り返していたと
ひと目でわかる状況であった。
けれども
激しく荒れた後のこんな状況の時は、
労せずして魚からの反応が
得られがちなのが
このエリアの特徴でもあり、、、
そしてこの日も、
その傾向は踏襲されていた。
もちろん激戦区ゆえ、
アプローチに
ひと工夫が必要なことは
言うに及ばずではあるのだが、、、
この日の
ファーストヒットは、
散歩開始から
およそ10分後のこと。
アベレージサイズではあったが、
コンディション上々の
回遊系ブラウンであった。
ぶっちゃけ、
1尾釣れれば
釣りとしてはもう満足なんだけど、
これじゃあ主目的である
散歩になんてなりゃしない。
よって、
この後ものんびりと
湖岸を歩くことに。
そして、
その後も断続的にバイトは続き、、、
2尾目は、
サイズアップの回遊系。
魚のクオリティ的にも
文句のつけようのない個体であった。
3尾目は、
アベレージサイズよりも
やや大きいくらいの
グッドコンディション。
散歩が主目的なのに
なかなか前に進めないのだから、
うれしい悲鳴と言えば
確かにそう。
でも、
トレーニングだけを目的とした散歩が
とっても苦手な私にとって、
ロッドを振らずに湖畔を歩くなんて
ただの苦痛でしかない。
ということで、
ここからは
より魚にダメージを与えにくい
フックセッティングに変更し、
針伸びOK、
オートリリースOKという
超ゆるゆるモードに
スイッチを入れ替えることに。
そしてこの4尾目が、
写真を撮った最後の魚。
この頃になると、
得体の知れない視線が
背中に突き刺さるのを
なんとなく感じるようになっていた。
そう、
私が即席のいけすをつくって
魚の写真を撮っている様子を、
少し離れたところから
キタキツネが常に窺っていたのだ。
魚をリリースし
私がいけすのそばから立ち去っても、
その視線は
いけすに注がれたまま。
オイ!!
ボクはおなかが減ってるんだ!
勝手に魚を
持っていかないでくれよーーー
そんな
もの欲しそうな
表情を浮かべながら……
その後は、
魚がヒットしても
ネットには入れずに
その場で即リリースの繰り返し。
この日に限っては
やり続ければいくらでも
釣れてしまいそうな感じだったけれど、
カラダに一定の負荷がかかったところで
ストップフィッシングとした。
まあまあ、
ここは魚影の濃いエリアだから
魚を残そうとなどは考えずに
釣り続けたのはあるんだけど、
やっぱり自分なりの
「限度」は決めておきたいところ。
魚がたくさん反応してくれるのは
純粋にうれしいことなのだが、
1尾の価値が下がってしまうことも
結果としてビギナーアングラーの
チャンスを奪ってしまうことになるのも
やはり本意じゃないので、
そこのバランスをどう取るか、、、
「贅沢な悩み」と言えば
それまでなのだろう。
ただ、
今年みたいな状況の時は、
そんな命題とも
そろそろ真剣に向き合わないと
いけないのかもしれない。
帰路、
そんなことを思う
この日の
支笏湖散歩となった。