カタクリの見頃は北へ移動

GWの北海道。

今年は10連休ということもあって、
道路や観光地の混雑状況が
やや読みづらいところではあったけれど、
フタを開けて見れば、
混雑はやや分散傾向となっているようです。

多くの河川が雪代の影響を受けるこの時期、
トラウトフィッシングの
メインフィールドは湖。

ですが、混雑の中、
無理してまで釣りをする気にはならないので、
週末も、カタクリ鑑賞の旅へと向かいます。

足早に季節が移ろいゆく北海道では、
カタクリの花の見ごろは、
道北方面へと、一気に北上していくんですね。

道北のカタクリの名所と言えば、
旭川市と比布町にまたがる
男山自然公園が有名。

群生地のスケール感も圧倒的で、
GWに花見に出かけるなら、
道南の桜か、男山のカタクリか、
ってくらい魅力的なスポットと
なっているわけです。

そんなこともあって、
北海道ローカルの新聞には、
毎年、この時期になると
群生地にカタクリや
エゾエンゴサクの花が咲き競う
見事な風景の写真が掲載されますから、
当然、混雑は必至。

それでも、首都圏の観光地と比べれば、
混雑の度合いは知れていて、
のんびりとまではいかないまでも、
ゆっくり花々を観賞することはできます。

私も、ほぼ毎年、
男山自然公園にカタクリの花を
観賞しに行くわけですが、
今年は、できるなら
もっとのんびりと花を眺めていたい。

何となくそんなテンションだったので、
近隣の東川町にある
キトウシ森林公園にある
群生地へと向かうことにします。

初日は、天候もスッキリせず
朝は、雪が舞うほどの
冷たい空気に包まれていたため、
カタクリの花も
肩をすぼめて寒さに耐えている様子。

ところが、翌日は一転して
雲ひとつないほどの好天に。

日中の気温も15℃超え、
展望閣から望む上川盆地も
春らしい風情に包まれていましたね。

カタクリの花たちも一気に咲き揃い、
見事な競演が実現することに。

たった1日で、
景色が激変するのですから、
自然のパワーの凄さに
毎度のことながら驚かされるものです。

男山自然公園に比べれば、
さすがに花の密度では劣るものの、
スケール感的には、
ほとんど見劣りしないのが
ここ、キトウシ森林公園の魅力。

エゾエンゴサクの密度が低く、
その代わりにカタクリの花が目立つのも
ここの特徴かもしれません。

中に1輪だけ、
変異種とおぼしき株を見つけましたが、
残念ながら、花は開いておらず・・・

もしかすると、
あまりお目にかかることがない
白花か緑花の可能性もあるわけで、
できれば、咲いているところを
見てみたかったな。

春の陽気に誘われて、
花々だけでなく、
動物たちの活動も活発になってきたようです。

キタキツネだったり・・・

は虫類だったり・・・

何よりここは、人影もまばらで、
ゆっくり歩いて散策するにはもってこい。

ゆっくり歩いても、2時間程度あれば
散策コースをぐるりと巡ることができるので、
散歩とハイキングの中間くらいのイメージで、
群生地に咲き競うカタクリの花を
鑑賞することができますよ。

その後、男山自然公園をスキップして
和寒町にある三笠山自然公園に移動。

少し北上する分、
カタクリが開花しているか
若干の不安を抱えていたけれど、
満開とまではいかないものの、
日当たりのいい斜面では、
ピンク色の可憐な花が
すでに咲き揃っていました。

ここのカタクリは、
小ぶりな株が多いものの、
上品に咲く花の姿が印象的。

こちらもマイナースポットではあるけれど、
子供向けの小さな遊園地も
併設されているので、
GWに家族でのんびりと過ごすには、
うってつけのスポットと
言えるかもしれませんね。

今年のカタクリ鑑賞の旅も
これで終了。

これからは、釣りをしながら、
新緑やフィールドに咲く花々も楽しめる
至福の季節がいよいよやってきますよー。

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