サロベツ湿原は真夏の装い

週末は、生憎の空模様の中、
サロベツ湿原へ。

この日は、
今年生まれたばかりの子ぎつねや・・・

最近、数を増やしつつあるタンチョウも
その優雅な姿を見せてくれました。

原野が広がるこの地域には、
イトウのほかにも
さまざまな希少な動植物が
生息しているんですね。

道中、"カフェオレ"と化した
天塩川本流の流れを横目に
天気の回復しつつある
湿原を目指します。

駐車場に車を停め、
立ち寄った幌延ビジターセンターでは、
なぜか管理人が音量を大きくして、
テレビだかラジオだかの
ワイドショーに夢中なのであります。

まるでホスピタリティとは無縁な
その立ち振る舞いには、
本質とは違うところで、
サロベツ湿原の印象が
悪くなってしまうんじゃないかと
こちらが心配してしまうほど。

無料で開放していることもあり、
多くを求めることはしないけれど、
環境省が設置している施設である以上、
最低限のレベルのところは
しっかり頼みますよ、本当に!

それでも、ひとたび木道を散策すれば、
そこには、彩北の原野らしい
見事な風景が広がっています。

訪れたのが7月下旬ということを考えると、
やはり例年よりも、
季節の歩みは早いよう。

まるで、お盆前くらいの時期かと
錯覚してしまうような花々が
咲き誇っていました。

こちらは、ナガボノシロワレモコウ。

盛夏の花という印象ですが、
あちこちで、すでに咲いていました。

エゾノサワアザミと・・・

ノリウツギ。

道北地方では、
あちこちの道端で普通に咲いている花です。

こちらは、サワギキョウ。

ここサロベツ湿原では代表的な
盛夏の花ですね。

タチギボウシ(つぼみ)と・・・

クサレダマ。

こちらも、そう遠くないうちに
季節の折り返し点が
やってくることを知らせてくれる
花と言えるでしょう。

例年なら、まだ見頃のはずの
ノハナショウブ。

キレイな姿を保っている株は
さほど多くはありませんでしたね。

こちら、ミカヅキグサは
湿原内の一部の場所に群生。

小さな花だけれど、
たくさん集まれば、
湿原の風景にちょっとした
アクセントをつけてくれます。

ホロムイイチゴの実は、
真っ赤に熟して、虫たちの好物に。

こちらは、エゾノヒツジグサ。

水面に浮かぶ可憐な花が
素敵ですね。

最後は、湿原の風景には欠かせない
食虫植物、モウセンゴケ。

やっぱり、主役はコイツかな。

誰も同意してくれないような
気もするけれど・・・(笑)

ちなみに、幌延ビジターセンターに
隣接する木道では、
ヤマドリゼンマイが色づく
9月下旬ころまで、
さまざまな植物が
訪れる人々を楽しませてくれます。

道北旅行の際は、
ちょっとだけ時間を取って、
立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

そうそう、そういえば
近くを流れるサロベツ川に関しては
目立った増水の痕跡は
確認することができませんでした。

もしかすると、強い雨の中心は
上川地方北部だったのかもしれません。

そうそう、
ここは釣り旅ブログのつもりなんで、
一応、補足しておきます(笑)

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