夏はもう終わった?

お盆休み明けの今週は、
ナンダカンダと忙しい。

全休日のはずだった水曜日は、
仕事、仕事で
目論見は、完全に崩れ去った。

仕方なく、
1日スライドしてみたけれど、
さすがに全休は無理。

ようやくカラダが空いたのは、
木曜日の10時を過ぎた頃のことだった。

こうなると、
向かうフィールドは限られる。

ここ最近の雨の影響で、
ただでさえ、
エントリーできる河川が
限定されているというのに・・・

一応、あれこれと妄想してみたものの
妙案は浮かんでこない。

駄々をこねても仕方ないので、
「とりあえずは釣りができそう」
という消極的な理由で
尻別川を目指すことに決めた。

出発前にチェックした
喜茂別下流のテレメータの数値は、
若干増水気味であることを示していた。

現地に到着すると、
水位はほぼ想定どおりだったが、
やや濁りが入っている。

途中通過してきた峠付近は、
結構な雨の降り方をしていたから、
その影響があったのかもしれない。

とはいえ、
8月の上旬まで続いていた
渇水のことを思えば、
見た目の状況は悪くない。

しかも、今日のミッションは
「アブラビレを見れればOK!」
というライトなもの。

目の前に広がる景色を見る限り、
ミッションコンプリートは
容易に達成できるように思えた。

喜茂別の流れに立ち、
めぼしいスポットを
順繰りに撃っていくが、
なかなか魚からの反応は訪れない。

「あれっ、こんなはずじゃない。」

尻別川らしからぬ反応の薄さに
少しだけ心がざわつく。

けれど、焦ったところで
何もイイことはない。

しばらくは
自分のアプローチを信じて、
小さなスポットにも
丁寧にルアーを撃ち込んでいく。

およそ30分くらいは
ノーバイトの時間が続いただろうか。

待望のアタリが出たのは、
いつも期待を裏切らない
深瀬とボサが絡むポイントまで
下ってきた時のことだった。

キャッチしたのは、
およそ20cmのヤマメ。

強欲さのない
今日の私のテンションでは
十分すぎる鱒だった。

次のキャストで
再びヒット!

今度は、
30cm台後半のニジマス。

幸いなことに
ここは近くに河原があるので、
そこで撮影させてもらう。

なんせ、この界隈の流れは
ほとんど河原がないから、
魚を撮影するのが大変なのだ。

魚たちをリリースし、
少し下流へ下ったところで、
今度は、エゾイワナがヒットした。

さっきのポイントでヒットすれば
3ショットの撮影ができたのに~(笑)

そんなふうに
ぼやきたい気持ちもあったけれど、
居付きの魚らしい美しい魚体は
そんな邪念を吹き飛ばしてくれる。

イワナ系の魚らしい
黄色地に白で縁取りした腹ビレが
とってもキレイだし・・・

お腹のオレンジ色の鮮やかさなんか、
もう最高じゃないか。

ここまで、
釣りをうまく展開出来ていない中、
このエゾイワナのおかげで、
だいぶ心を落ち着けることができた。

ところで、
今日は、流速のあるところで
全くバイトがない。

水温はさほど低くは感じないが、
ライズもないし、
明らかに季節が進んでいる。

「もう夏は終わりだぜ」

鱒たちは、
そんなふうに
囁いているようにさえ思えた。

その後、京極地区に移動。

こちらは、喜茂別地区よりも
簡単に魚が釣れてくる。

けれど、釣れども釣れども
ニジマスばかり。

サイズも25~30cmがほとんどで
大きくても、40cmには届かない。

一度だけ、
60cmに迫ろうかという
大きな鱒が反転するのが見えたけれど、
そのままUターン。

濁りがある状況でも
喰わせられないということは、
こちら側の引出しが
足りないということだろう。

でも、そんな
「してやられたシーン」すら楽しい。

やっぱり、尻別川はいい川だな。

このあたりの流れも
ご多分に漏れず
河原のない1本流れだから、
写真を撮る場所がない。

まあ、見惚れるほどの
鱒がヒットすれば、
がんばってでも、
写真撮影を敢行するだろう。

けれど、残念ながら、
この日、がんばるほどの魚を
キャッチすることはできなかった。

8月の下旬ともなると
日が暮れる時刻が
かなり早まったなあと思う。

もう十分に満足したから、
今日の釣りは終了。

大した魚は釣れなかったけれど、
尻別川の流れに立っているだけでも
やっぱり楽しいものだ。

次は、どこへ行こうかな?

う~ん、その前に
仕事のめどを立てておかないと
やっぱりマズイよなあ~(汗)

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