GWも終わり、
戻ってきた何気ない日常。
釣り自己規制期間も終了したので、
今週は、なんとしても
ロッドを握る時間を
確保したいと思っていた。
けれども、
社会全体が動き始めると
もちろんそれは
僕のところにも波及してくる。
結局、釣りのための時間を
丸一日、確保することは困難。
そう判断し、
用事で外に出ないといけない
タイミングに合わせる形で、
プチフィッシングを愉しむことにして
なんとか自分自身と
精神的な折り合いをつけることを決めた。
この日、
空いた2時間を利用して歩いたのは、
真狩川の下流域。
上流域には、
オショロコマ狙いで
何度もエントリーしているが、
この下流域に入るのは
僕自身、はじめての体験となる。
河原の水芭蕉はすでに盛りを過ぎ、
少しだけ哀れな姿をさらしていた。
けれども、
こちらエゾノリュウキンカは、
いまだに健在。
う~ん、この花を観ると
気持ちが少し上がるんだよな……。
5月中旬でこの景色、
これが北海道の春なんだなと
改めて郷愁に浸ってみたりする。
川のほうは、
ササ濁りで水量はやや多め。
見た目の雰囲気は悪くないが
まだまだ水温は低く、
過度な期待は無用であると
静かに流れが告げているように思えた。
けれども、
そこは北の大地、北海道。
いかにフィールドコンディションが
回復途上の状態であっても、
完全無視を決め込むことはない。
こんなニジマスが、
連続ジャンプで
アングラーの気持ちを
さらに上昇させてくれたのだ。
その後も、
30~35cmクラスが
数尾、連続ヒット。
サイズはともかく、
どのニジマスも元気いっぱいで
久しぶりに握ったライトタックルを
気持ちいいくらいに曲げてくれる。
魚とコミュニケーションを取りながら
こうやって川を歩くのは、
いつでも愉しいもの。
ワクワクするような
話題にとぼしい今日この頃だけど、
こんなフィールドが身近にあるだけでも
本当に救われている気がする。
帰り際、
少しだけ時間が取れそうだから、
また違う河川に
軽く刺さってみようかな……。
そう決めて、
真狩川を後にすることに。
新緑の真狩川歩き、
短い時間だったけれど、
心をリフレッシュするには
マジ最高でした!