秋の気配漂う小渓

週中の平日、
カラッとした秋風そよぐ
絶好の釣り日和に恵まれた。

ここ最近、
オンとオフの区別を
意識するようにしていることもあり、
今回は仕事抜きでの
完全プライベート釣行。

さてさて、
どこに行こうかな?

ワクワクドキドキ
胸を躍らせていたのだが、、、

無情にも
前日にまとまった量の雨が……。

豪雨は局地的だったし、
思いのほか
ヒドイ増水にはならなかった
河川もあったようだけれど、
やっぱり濁りは避けられず、、、

仕方がないので、
水の引きが早い
山の上のほうを流れる
小渓へ向かうことを決めた。

ここなら、
少なくとも
釣りが成立しないってことは
ほぼないからね。

現地に着くと、
予想どおり
普段よりも川は増水していた。

それでも、
水色はクリアで
釣りをするには
まったく支障がない状態。

ヨシヨシ、
これなら
アブラビレを拝むところまでは
なんとかたどり着けそうだ。

すぐに
そんな感触を得られるくらいの
好状況だったと思う。

そして
川に降りると、
すぐに答えは出た。

サイズは
せいぜい20cm前後だが、
艶めかしい姿をした
オショロコマが、
ポイントごとにヒット。

普段なら
そこまで簡単には
バイトを得られない場所だから、
きっと増水の効果が
思った以上に大きかったのだろう。

アブラビレを拝めて
心に余裕ができたので、
ここからは
周囲の景色を楽しみながら
ゆっくりと歩を進めることとした。

こちらは
日当たりのいい場所に咲いていた
可憐なネジバナ。

この花が
咲いているということは、
季節はまだ
夏を引きずっていると
考えていいだろう。

一方で、
湿気の多い
苔むしたスポットには
こんなヌメッとしたキノコが……。

知識がないから
キノコ採りはできないけれど、
この景色は
まさに秋の訪れを感じさせるもの。

う~ん、
それにしても
美味そうなキノコだったな(笑)

そうこうしていると、
動物倫理的に
「面白い」と表現していいのかは
わからないけれど、
水中の石につかまる
エゾゼミの姿を発見。

どうやら
すでに絶命しているようだったが、
強い流れに抗うように
手足を上手に使って、
底石をしっかりと
グリップしているではないか。

ん・ん・ん、、、
羽を包み込んでいるのは
美しき紫色!?

はてはて、
この発色は、
いったいどこが起源なのだろう。

大自然の神秘って、
本当にスゴイものだ!

その後、
数尾のオショロコマをキャッチし、
すぐに満足して退渓。

オショロコマの色味は
こんな感じとか、、、

こんな感じとか、、、

秋色と言えばそうだけど、
まだまだ
産卵を意識する状況には
至っていない。

概ね、そんな
感触だったかな。

この時季の川歩きは
やっぱ最高!

蚊には何カ所か刺されたけど、
アブやブヨは
もういないから、
まったくストレスなく
釣りを楽しむことができるのだ。

さてさて、
まだ時間もあることだし、
別の川の様子を
ちょこっと見に行くことにするか。

せっかくの鱒釣り日和、
早々にオショロコマに出逢えて
満足はしたんだけど、
これで帰っちゃうのは
さすがにもったいないからね。

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