遅くなりましたが、
グレートフィッシング然別湖
2023年ファーストステージの総括を、
備忘録の意味合いを含め
簡単にやっておきたいと思います。
【ミヤベイワナ】
2016年秋に襲来した
巨大台風の余波は未だに続いており、
資源量は回復傾向にあるものの
2015年以前の個体数には
遠く及ばない印象。
にもかかわらず、
連日安定した釣果が出ているのは、
然別湖を訪れるアングラーの
明らかなスキルアップと、
運営側がミヤベイワナに
アクセスするノウハウを
地道に蓄積してきたことによる
影響が大きそう。
ただし、
魚のコンディションは
全体として良好に推移しており、
1stステージ終盤には
ブルーバックに近い個体も
散見される状況になっていた。
【ニジマス】
ここ数年と同様に
他のネイティブフィールドでは
例を見ないほどの好釣果が続いていたが、
その多くは30cm台が中心で
全体的にサイズが伸びない傾向が
如実に表れていた。
そのほか、
湖中央付近での
釣果が増えた印象もあり、
湖全体の個体数が増加して
回遊型のウエイトが
以前よりも大きくなった可能性も。
なお、岸際でテレストリアルや
ウチダザリガニを捕食している個体は、
相変わらず
レッドバンドの発色が鮮やかで見事。
【サクラマス】
数、サイズともに低調で、
はっきり「不作」と言える状況。
ただし、
アタリハズレが大きい魚種ゆえ、
2ndステージの見通しを
高い精度で予測するのは難しい。
ここ最近の傾向として、
然別湖を訪れる
若手・女性アングラーが増え、
年齢、性別とも
エントリー層の多様化が進んでいる。
また、ビギナーアングラーの
エントリーが増加した印象もあって、
湖のトラウトフィッシングに対する敷居が、
これまでよりも低くなった感もあった。
これに加え
然別湖初挑戦となるアングラーの多くは、
非常にマナーが良く
魚や他のアングラーに対し
配慮が行き届いていて、
その人間味あふれる立ち振る舞いには
心からのリスペクトを表したい。
さらにポジティブな傾向として、
一尾の価値を大切にする
アングラーが一気に増えたことにより、
全体として
魚の扱いがものすごく丁寧になった印象。
大局的には
然別湖を訪れるアングラーの間で
コンプライアンス意識が
確実に高まりを見せてはいるものの、
やはり一部には
ルールを守れないアングラーが
散見されたのも事実。
禁漁区域へ侵入したり、
禁止されている立ち釣りをしたり、
隠れてエサ釣りをするためか
ブドウムシをこっそりボートに持ち込んだりと、
故意にルール違反を犯す輩がいることは
同じアングラーとして残念でならない。
また、
1st終了後の清掃活動中に
水中からトレブルフックが装着された
ルアーが回収されたりもしていて、
ごく少数の
「招かれざる釣り人」対策は
依然として大きな課題となっている。
運営側としても、
「正直者が馬鹿を見る」ことにはならぬよう
具体的かつ効果的な対策を
速やかに練り上げていかねばならないと
率直に感じた。
そんなこんなありましたが、
これからも然別湖が
安全かつ気軽に釣りを楽しめる
フィールドであり続けられるよう、
運営側として引き続き
努力を続けていきたいと思っております。
ということで、
人生で一度は
ミヤベイワナに出逢ってみたいと
願うアングラーの皆さん、
秋の遠征を心よりお待ちしております!
注)当ブログに記載した内容は
組織としての公式見解ではなく、
あくまでもプライベートな認識となりますので、
その旨、念のため申し添えます。