2023_GF然別湖2ndステージ近況

水温が高い、
いや高すぎる!

今年の
GF然別湖2ndステージは、
このひと言に
すべてが集約されると
言っていいのではないでしょうか。

解禁初日から
表面水温が20℃前後を
右往左往する状況。

週中から顕著に
下降基調に入ったとはいえ、
鱒たちは依然として
過去に例をみないような
過酷な環境にさらされている。
そうも言えるのかな、と。

そんなこんなな
状況ですので、
案の定、
全体の釣果は低迷。

解禁からの3日間、
トラウトの釣果は
一人平均で3,4尾程度でした。

さらに
ミヤベイワナの釣果となると、
状況はよりいっそう厳しくなり、
一人平均で0.3~0.4尾程度。

つまり、
アングラー3人に
1人くらいの割合でしか、
ミヤベイワナと出逢うことが
できていないことになります。

また、
ニジマスに関しても
例年とは傾向が
大きく異なり……

シャローエリアで
キャッチされる数は限定的で、
カケアガリの底に
ベッタリと張り付いている個体が
とても多い印象。

さらには、
ミヤベイワナ狙いで
湖中央の10mレンジを
探っていたアングラーが
60cmオーバーの
大型ニジマスをキャッチするなど、
今までにはなかった出来事が、
とにかくこの秋は頻発している。

そんな
印象が強いですね。

ただし、、、です。

ポジティブな出来事も
ちゃんとありますのでご安心を。

この秋は、
美しい秋色ミヤベイワナが
よく釣れているのですよ。

そう、
流入河川や湖に
劇的な変化をもたらすこととなった
2016年9月の台風直撃。

それ以降、
「これは!」と思えるような
美しい秋色ミヤベイワナを
ほとんど目にしていなかった……。

ところが
今年はちょっとばかり様子が違う!

ガイド中に
ゲストがキャッチした個体は、
まさに「これは!」という
超ハイクオリティフィッシュでしたし、
アングラーの方が帰り際に
見せてくださった写真でも、
秋色に彩られた美しいミヤベイワナを
何尾も確認しているのですよね。

大自然に囲まれた
然別湖というフィールドで
他のアングラーと
キャッチした鱒の数や
サイズを争うことに大した意義はない。

個人的には
常々そう思っています。

他のアングラーとの競争は、
都会のコンクリートに囲まれた
管理釣り場でもできること。

もちろん、
これにはこれで
別の大義があるわけで、
何ら否定されるべきものでないことは
論を俟たないわけですが、
あえてこれと同じことを
然別湖に来てまでやるこたあーない。

それよりも
一尾の価値にフォーカスしたほうが
アングラー一人ひとりの
鱒釣りの世界観が
どんどんと広がっていくんじゃないか、と。

だからこそ、
この秋、ひとりでも
多くのアングラーの方に
是非とも然別湖で
秋色ミヤベイワナに出逢ってほしい!

そうそう、
「美しさ」という概念には、
どちらが上だの下だのという
得も言われぬ息苦しさが
まったく内包されていないのですよ。

うんうん、
せめて仕事を離れて
鱒釣りに没頭する時くらいは、
あれこれと
数値に縛られる定量的概念から
大きく距離を置いたって
別にいいじゃないですか。

ゆるっとした
感情的尺度だけで物事を捉えてみると、
思った以上に
心地よい時間を過ごすことができる。

「うゎー、キレイ!」

心からそう思えるだけで、
無意識のうちに
いのちの洗濯は
無事完了しているものなのかなって。

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