(前回からつづく)
移動先は、少しだけ
標高を下げたところにある小渓流。
苔むした渓相が
フィールドに
抜群の雰囲気を醸し出している。
う~ん、ここは
いつ来ても心が洗われるなあ~。
こちらの渓の河原には
真新しい先行者の足跡が
くっきりと残されていた。
たぶん昨日、
下手をしたら
今朝のものかもしれない。
しかも、ひとりのものじゃない。
少なくとも二人は
入渓していたようだ。
これは、
苦戦を免れないかも・・・
ついつい、
そんな不安が頭をよぎる。
それでも、
入渓してすぐのポイントで
小型ながらも
オショロコマのチェイスがあった。
よしよし、
スレてはいるが、
うまくやればなんとかなりそうだ。
そんな感触を
得ることができた。
そして次のポイントで、
この川での
ファーストバイトを得ることに成功。
サイズこそ、
20cmに届くかどうか。
それでも、
この川らしい姿をした
美しいオショロコマであった。
ラッキーなことに
次のバイトを得るのに
そう時間はかからなかった。
今度は、
少しだけサイズアップ。
見事なコンディションをした
オショロコマである。
この川は、
撮影場所の困らないので、
違う角度から、
数カット写真を撮らせてもらう。
縦位置から・・・
うんうん、これもキレイ。
次は、
体側をアップで・・・
OK、これも悪くないな。
せっかくなので、
もう一尾だけ、
オショロコマを釣らせてもらった。
今度は、少しだけ
体色のトーンが暗めか。
うん、ここはこれで美しい。
あ~、よかった。
こちらの渓のオショロコマも
無事に命を
つないでいることが確認できた。
おそらく、
足跡の主である先行者の方は
オショロコマを
釣れるだけ釣り切ってしまおうとは
考えなかったのだろう。
うんうん、
なんと素晴らしいことか。
先行者の方が
そんなスマートな
フィッシングスタイルの
アングラーだとわかって、
なんだかとても
穏やかな気持ちになれた気がする。
この日は、
ここでタイムアップ。
もう1、2カ所
行きたいところはあったけれど、
深追いは禁物。
クマさんとのご対面は
なんとしても避けたいからね。
さ~て、
次はヤマメ釣りだ!
来週、夏の渓に立てたらいいけど
天気も悪そうだし
果たして実現するのかな?
あー、
天気予報を見る限りは、
さすがにちょっと厳しそうだぞ・・・