嵐の前のひと勝負

北海道に台風が接近中。

最新の天気予報によると、
上陸するときには
温帯低気圧になっているらしいけれど、
道南を中心に、
結構な雨量が予想されている。

これじゃ、週末の釣りは厳しそう。

ということで、
ちょっと早起きして、尻別川でひと勝負。

入ったのは、京極地区。

ここも四半世紀入渓していないので、
普段の状態はわからないけれど、
テレメータのデータから
週半ばの大雨による増水が落ち着いてきた
タイミングであることだけはわかっている。

水色は、ややササ濁り加減で
雰囲気は悪くない。

入渓点目の前の、いかにもな感じの深瀬では、
鱒からの反応は得られなかったけれど、
少しずつステップダウンしながら
ボサ際をていねいに探っていくと、
コンスタントにアタリが出るようになった。

ところが、釣っても釣っても
出てくる魚はニジマスばかり。

中には、40cmクラスも混じるから
エキサイティングなライトタックルゲームを
楽しませてくれる。

それでも、
やっぱり、良型のヤマメに出逢いたい。

一旦車に戻って、少しだけ場所を移動。

ここでも、
入渓点目の前のポイントは沈黙するものの、
そこから一段下流にある深瀬に、
鱒が溜まっていた。

やはり、釣れてくるのは
ほとんどが25cm~30cmクラスの
ニジマスだったけれど、
ここでようやく
待望のヤマメに出逢うことができた。

期待していたサイズに及ばないけれど、
ヤマメに出逢えたことだけでも満足。

その後、ニジマスに混じって
エゾイワナが姿を現したところで、
不穏な生暖かい風が頬を撫でる。

無理しても仕方ないので、
ここで、魚種に関わらず、
あと1尾釣ったら帰ろうと決めた。

ほどなくして、コツン!

どうせ小さなニジマスだろうと思って
やや雑なファイトをしてしまったのだが、
最後にヒットしたのは、美形のヤマメ。

美しい姿のヤマメを見ると、
穏やかな気分になれるのだから
なんとも不思議だ。

尻別川を後にして、
峠に差し掛かった頃には、
霧と雨で、すでに山は煙っていた。

それにしても、
この川のポテンシャルの高さには
驚かされるばかり。

管理釣り場よりたくさん釣れて、
すべての鱒がヒレピンなのだから。

こんな素晴らしいフィールドが、
サッと来られる距離にあることに
感謝しないといけないなと
改めて痛感した本日のひと勝負でした。

さあ、これから急いで
台風の襲来に備えなきゃ。

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