40時間の長野滞在を終え、
今度は、新幹線で都内へと向かいます。
そう言えば、
佐久平駅周辺の景色は
かなり様変わりしていて、
なんだか、大都市郊外の
ベッドタウン的な趣になっていました。
確かに、都心まで約1時間、
長野駅までなら
30分もかからないのだから、
そうなるのも必然かもしれないですね。
北海道新幹線
札幌延伸が実現する約10年後には、
倶知安や長万部、八雲あたりにも
同じような景色が広がるのかしら・・・。
そこは、しばらく
注視していきたいなと思います。
さてさて、今回の出張、
その目的のひとつは、珈琲のお勉強。
長野県内に滞在中も
軽井沢の名店、丸山珈琲さんの
焙煎所が併設されている
小諸店に立ち寄ったり・・・
岩村田のメインストリートの
はずれにある
豆蔵さんに立ち寄ったりと
精力的に動いていました。
丸山珈琲さんの
珈琲豆はこんなビジュアルで
販売されています。
さすが、パッケージのデザインが
洗練されていますね。
一方、豆蔵さんの
珈琲豆のビジュアルは
こんな感じ。
地域密着の小規模店舗らしい
素朴な印象が伝わってきて、
これはこれで好印象ですね。
やっぱ、パッケージって
おしゃれなだけがすべてじゃない。
パッケージから
お店のポリシーみたいなものが
ヒシヒシと伝わってきた時、
消費者の心は
揺さぶられるんじゃないですかね。
あくまでも、私見ですけど・・・。
またまた
前置きが長くなってしまいましたが、
佐久平駅を無事出発し、
向かった先は、大都会「新橋」。
あちこちで見かける
キッチンカーの前にできた行列が、
私を浦島太郎の気分に
誘ってくれます・・・(笑)
さて、私が向かったのは、
日本のサラリーマンのオアシス・・・
・・・じゃなくて、
環二通りに面した歩道上にあって
全面ガラス張りのデザインが
とても印象的に映る「錠前屋珈琲」さん。
今回は、ここで焙煎体験を
させていただいたんですね。
ちなみに「錠前屋珈琲」さんは、
その名からもうかがい知れるように
キーコーヒーさんの直営店。
このネーミングセンス、
やっぱり、ひと味違います。
ところで、
ここは虎ノ門ヒルズを背後に従えた
都心のど真ん中・・・
北海道からやってきた
冴えないアラフィフのオッサンが
慣れない手つきで
珈琲を焙煎している姿を想像したら、
思わず吹き出して
しまいそうになるでしょ(笑)
まあ、この歳になると
恥も外聞もなく、
必要と思えることには
真正面から向かって行けるように
なるものなんですよ。
焙煎体験は、
約2時間の長丁場。
はじめに、焙煎する豆を
4種類選ぶことができます。
私が選んだのは、
「エルサルバドル」
「マンデリン」
「イルガチェフェ」の3種類。
なぜ4種類選べるのに、
3種類しか選ばないのかって???
それは、「エルサルバドル」を中煎りに、
「マンデリン」を深煎りにして、
「イルガチェフェ」は
浅煎りと中浅煎りの2種類の焙煎を
試してみたかったからなのであります。
いかんせん、
はじめての焙煎だったから、
どうなることやら
はじめはとても不安だったけれど・・・
スタッフのHさんの
珈琲に関する豊富な知識、
焙煎に対する情熱、
そして気の利いたサポートのおかげで
ずぶの素人でも
ちゃんと美味しそうな珈琲豆に
仕上げることができました。
それにしてもHさんが、
体験者の知識やスキルを瞬時に見抜き、
身の丈にあった
レクチャーをしてくださるところには、
「珈琲のプロ」のあるべき姿を
垣間見た気がしましたね。
内容の濃い
充実の2時間を過ごすことができて
本当によかった。。
自ら焙煎した珈琲豆は
持ち帰ることができます。
北海道に戻り、
焙煎から4日後のタイミングで
「エルサルバドル」を・・・。
え~と、そうそう、
今回の出張の際、
「北海道どさんこプラザ吉祥寺店」の
様子を見ておこうと、
東急吉祥寺店に立ち寄ったのですが、
同じフロアにある
「クロワッサンの店」で、
前から気になっていた
波佐見焼のセラミックフィルターを
偶然見つけてしまったんです。
もちろん、
迷うことなく、即、購入。
ということで、
どこかお地蔵さんチックな
ニューアイテムを使って、
今回は、「エルサルバドル」を
淹れてみることにしました。
まずは、ニューアイテムに
コーヒーサーバーをセットして、
とりあえず準備完了。
続いて、
コーヒーミルの設定を調整して
「エルサルバドル」を中挽きに。
今度は、沸騰したお湯を
ドリップポットに入れ、
少しだけ温度を下げます。
だいたい85℃くらいに
なったかなというところで、
お湯を少量、フィルターの中に注ぎ、
蒸らしの工程へ。
35秒ほど経ったら、
湯をゆっくりと注ぎ入れ、
珈琲を落としていきます。
ニューアイテムの
稼働状況はこんな感じ。
雰囲気があって
なかなかイイじゃないですか。
抽出が終わったので、
まずは、ひとくち味わってみます。
うんうん、
素人の焙煎とは思えないくらい
美味しい珈琲に仕上がりました。
やはり、持つべきものは
優秀なインストラクターだと
いうことですね・・・(笑)
後日、同じ「エルサルバドル」を
ペーパードリップしてみたのですが、
セラミックフィルターで落とした方が
クリアでマイルドな
味わいになる印象でしたね。
必ずしも
どっちがイイというのではなく、
豆の個性に合わせて
上手に使い分けてみたいな。
さてさて、
一週間以上も引っ張った道外ネタも
今回がラスト。
あと半月もすれば、
自主禁漁も解かれるから、
そろそろトレーニングでも
開始しようかな。
そうそう、
毎年のことなんだけど、
自主禁漁期間中は、
いつも以上に体重が増え、
動きが鈍くなるのですよ。
ホント、
困ったものです・・・(笑)