後志のオショロコマ【真狩ver.】

今週の全休日は、
後志(しりべし)の渓めぐりへ。

ターゲットは、
羊蹄山麓とニセコ山系で
半ばガラパゴス化している
希少なオショロコマ。

今年の夏は、
意図したわけではないのだが、
結果的に
ヤマメに軸足を置く展開に……。

そのため
今年に入ってから、
あろうことか
オショロコマに一度たりとも
出逢えていないのである。

最初に入ったのは、
真狩村を細々と流れる湧水の渓。

個体数は少ないが、
毒々しい色彩をした
レアなオショロコマが棲む
数少ない貴重な流れである。

ここは、
一年を通じて水温が安定しているため、
いつ来てもバイカモの緑が鮮やか。

羊蹄山の伏流水が創り出した
ささやかな絶景と言えるだろう。

たかがオショロコマ、
されどオショロコマ……。

魚影が薄いため、
この渓で一尾と出逢うことは、
そう簡単なことではない。

釣れれば見事な魚だが、
簡単には釣れない。
それがこの川。

この日も、
開始10分ほどは
そんな展開が続いていた。

それでも、
小さなスポットを
丁寧に探っていれば、
必ずチャンスは訪れるもの。

入渓してから約15分後、
狙いどおりの一尾との
ご対面が叶ったのである。

そうそうそう、
この毒々しい色!

これこそが、
真狩らしい色彩をまとった
個性豊かなオショロコマである。

本当は、
もっと写真を撮りたかったのだけれど、
このワンカットを撮影した直後、
オショロコマは
突如ジャンプして見事に逃亡。

まあまあ、
たった1枚だけど、
写真も撮れたからそれで十分。

さ~て、
次の川へと
移動することにするかな……。

(次回へ続く)

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