今年に入ってからの
ここ北海道は、
例年になく、
寒い日が続いています。
それでも、冬至を過ぎると、
西日に明るさが増してきて、
ちょっとだけ
気持ちが晴れやかになりますね。
さて、ここからは、
コロナ対策編と本編の2回に分けて
年末の釣り納め釣行を
総括しておこうと思います。
この年末年始、
新型コロナウイルスの感染拡大に
歯止めがかからない状況の中で
宿泊を伴う釣行を
決行するという判断。
その是非については、
普段からこのブログを
見てくださっている皆さんの中でも、
おそらく評価が
分かれるのではないかと思っています。
ちょっと
空気を読まなすぎじゃない、とか、
いやいや、対策をすれば
別に問題ないでしょ、とか。
今回、事前の予定どおり
釣行を決行するという
判断に至った背景には、
北海道の感染状況が
ひとまず、ピークアウト
していたことがありました。
そしてもうひとつ、
自身が徹底した
感染防止対策を講じることにより、
自分が感染する、
あるいは誰かに感染させるリスクは
極めて低いという考えも。
ところが、実際には、
いくつかの想定外が起こったのも
事実でして…
そこで、「決行」という判断が
はたして適切だったのかどうか、
自己検証を行うことにしたんですね。
結論から言うと、
釣行を決行したこと自体は
特段、問題がなかった
という考えに至りました。
ただし、
現地の飲食店で外食したこと、
そして、宿の大浴場に
行ったことについては、
やらない方がよかったなと
ちょっと反省しています。
コンビニ飯を部屋で食べ、
部屋にユニットバスかシャワーが
設置されている宿を
選んでおけばよかったなと。
ここからは、
実際の体験を書いていきます。
まずは、
夕食を摂るために
入ったお店でのこと。
そもそもの話として、
混み合った店に入ることだけは
絶対に避けたかったので、
入店時刻は午後5時前。
僕らが入店した時点では、
他のお客さんはゼロでした。
僕らが入店後、
2組のお客さんが続けて入店。
そのうちの一組は、
隣のテーブルに着席しました。
先に料理が運ばれてきたのは
僕らのテーブル。
ウチでは、外食時、
マスクを外して食事をしている時は
店員さんや他のお客さんに
飛沫を浴びせないようにするため、
一切会話をしないルールにしています。
そのため、黙々と
料理を食べていたんですね。
その後、となりのテーブルにも
料理が運ばれてきました。
ここまでは、
至極、自然な流れだったのですが、
問題なのはここから。
となりのテーブルの夫婦は
食事をしながら
大声でおしゃべりを開始。
マスクを着けない状態で
店員さんに大声で追加注文をするわ、
オードブルを取りに来た
知り合いのお客さんに
ああでもない
こうでもないと話しかけるわで、
もうやりたい放題。
本当に、恐ろしいったら
ありゃしないのです。
もし、その夫婦が
感染者だったとしたら、
僕らはかなり危険な状態に
さらされたことになるわけですね。
でも、残念ながら
僕らには
それを止める手立てはありません。
仮に彼らの行為が
マナー違反であったとしても、
ルール違反ではないし、
彼らからすれば、
それをマナー違反だとすら
思っていない可能性が極めて高い。
店員さんだって
思うところはあるだろうけど、
やっぱり、お客さんに
物申すのは勇気がいることでしょう。
結局は、
そんな状況に身を置いた
自分たちの判断が間違っていた。
そんな結論にしか
ならないんじゃないかなと、、、
それと似たようなことが、
宿のお風呂でも…
僕は、先客がいないことを確認してから
大浴場に入って行ったのですが、
直後に、親子連れの
お客さんが入ってきました。
それ自体は、
特に問題ではないのですが、
彼らは、あろうことか
内風呂で大声を出して
歌を歌いはじめたんですね。
いや~、これには
ホント、まいりました。
僕は、体を洗うこともせずに
すぐにその場を退散したのですが、
これも恐怖体験としか
言いようがありませんでしたね。
父親に対して
思うことは山ほどあるけど、
結局これもまた、
自分が大浴場に行くのを控えるしか、
リスクを避ける手立ては
なかったわけで…
つまるところ、
こうした感染防止対策に
意識の低い人たちとの接触を避けるには
外食をしないとか、
大浴場に行かないとか、
こちらがそのように
心掛けるしかないわけです。
実際、この時期に
旅行や外食に出かける人の
感染防止対策への意識は、
もちろん全員とは言わないけれど、
総体として破滅的に低かったわけで、
そこを読み切れなかったことも
大いに反省すべきだと考えています。
ただし、
そこのリスクを回避できるのなら、
泊りがけで釣りに出かけること自体に
大きなリスクがあるわけではないことも
はっきりわかりました。
混みあう時間に
宿のフロントに行かないとか、
極力エレベーターを使わずに
階段を使うようにするとか、
自らができることは
いろいろとありましたし。
フィッシングシーンにおける
コロナ対策のあり方って、
結局のところ、僕らがなるべく
オサッペ川のインレットに
行かないようにしていたことと、
基本は何にも変わらないな、と。
相手はコントロールできないから、
ならば、自分たちが
そこには絶対に
寄り付かないようにする、みたいな。
そんな話をすると、
いやいや、とにかくルールで
縛ってしまえばいいじゃないか、
という声も当然聞こえてきます。
けれども、
積極的にそれをやったら、
僕らの自由度を下げることにも
つながるんですよね。
マスクを着けずに
会話したら罰金!?
そんな姿を見つけたら、
スマホで証拠を押さえて
即、警察に通報!?
釣り座の奪い合いをなくすため、
釣り場に線を引いて、
抽選で場所決めをする!?
どれも、息苦しくって
そんな世の中は嫌だなと、、、
もちろん、
人間、声を上げなきゃ
いけない場面もあるわけです。
けれども、
独自のものさしに他人を当てはめて
「常識外れだ!」などと
一方的に非難するのもやっぱり違う。
コロナ禍を楽しく生きるって、
やっぱり難しいですね。
でも、今回の
さまざまな体験を通じて思ったのは、
わかりにくさを許容し、
上手に感情のバランスを取っていければ、
大好きな釣りを楽しみながら
コロナと対峙することも
十分に可能なんじゃないかということ。
そのために
抑制すべきことは
ちゃんと自身でコントロールしつつ、
一方で、過度な同調圧力には
絶対に屈しない。
これが、
今回の釣り納め釣行を
自己検証した結果です。
まあ、捉え方は
人それぞれだとは思うのですけれど、
ひとつの事例として
ここで紹介させてもらうことにしました。
ヒリヒリする話題ばかりでも何なので、
次号では、
今度は釣りにフォーカスして
釣り納めの
総括をしていこうと思っています。
う~ん、コロナって、
人の心を蝕んでいく
本当にやっかいな存在だよなあ~。