日本自費出版文化賞表彰式

週末は、
久しぶりに上京して
「日本自費出版文化賞表彰式」に
参加してきました。

こうした格式の高い
イベントに参加できたのは、
著書「feat.鱒」を
さまざまな形で手に取ってくださった
皆さま方のおかげ。

この場をお借りし、
あらためて
心より御礼申し上げます。

式では、
こんな立派な
賞状を授与していただいたり……

他の立派な
入選作品と一緒に
こうやって
展示していただいたり……

いやはや、
滅多にない機会だけに
素晴らしい体験を
させていただきました。

「自費出版」というと
無名の作家が
個人の趣味として書く本……
みたいに
揶揄されることもあります。

でも、実際に
表彰式に参加してわかったのは、
各業界では名の知れた方も
自費出版という手段を
選択されるのだということ。

そのことは、
とても感慨深かったですね。

「feat.鱒」に秘められた
裏のコンセプトは
"トレンドへの挑戦"。

つまりそれは
「時代と大衆に迎合するだけの
本を出すつもりなんてありませんよ」
という明確な
意思表示でもあります。

でも今回、
式典に参加してみて、
同じコンセプトを共有できる方々が
他の業界にもたくさん
いらっしゃるのだとわかったことは
とても大きな収穫でした。

商業出版の場合、
「たくさん売れる本」
「スポンサーを獲得しやすい本」
というところは
どうしたって動かせない……。

ところが自費出版なら、
スポンサーは自分自身だし、
別に本がたくさん売れなくたって
会社がつぶれるわけじゃないから、
トレンドに抗う内容だって
自由に描けるというわけなんですよね。

誤解のないよう
付け加えておくと、
私は決して商業出版を
否定しているわけではありません。

実際に商業出版される
釣り関係の本の中にも、
個人的にいいなと思う本は
たくさん存在しますから。

ただ、商業出版では
絶対に描けないことがあるから、
だからこそ
自費出版の文化を
大事にしないといけないんじゃないか。
そうは思っています。

だって、
商業出版の本なら、
釣り場情報はほぼ無し、
新製品情報はゼロ、
流行りのタクティクス無し、なんて
絶対にあり得ないじゃないですか。

しかしながら、
鱒釣りの本質は
どこか特定の釣り場にあるわけではないし、
流行りの道具やタクティクスに
あるわけでもないんですよね。

「kesho:化粧」という
本の著者であるUDAさんが
表彰式のスピーチで
話されていたのですけれど、
一般的に化粧をテーマにした本には、
化粧品のことや化粧の仕方について
描かれていることが多いのだけれど、
「kesho:化粧」という本には、
そういった視点を
ほとんど盛り込んでいないのだそう。

UDAさんは続けて、
「だから自費出版したのだ」と
おっしゃっていたのですが、
ホント、そこの部分には
心底共感してしまいました。

私は化粧について
深い知識があるわけではありませんが、
つまるところ、
鱒釣りにしろ、化粧にしろ、
経済性を優先しようとするあまり
その本質がおざなりに
されている部分が必ずあって、
そこに問題意識を抱き
行動する人がやはりいるものなのだな、と。

本の出版って、
本当に勉強になることが多いなって、
あらためて感じさせられた
この週末だったかな……。

皆さんも
機会がありましたら、
是非、自費出版に
チャレンジしてみてほしいですね。

それなりに
お金はかかるけど、
決してお金じゃ買えない価値を
必ずや手に入れることができる。

そして鱒釣りに関する
自費出版本が増えれば増えるほど、
鱒釣り文化も
間違いなく発展していく。

私は、
そう信じています。

この投稿の最後に
さまざまな形で「feat.鱒」に
関わってくださったすべての皆さまに、
重ね重ね御礼申し上げます。

今回、このような
素晴らしい体験をさせていただき、
本当に本当に
ありがとうございました!

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