吸血昆虫がいない川

アブ、ブヨ、蚊……

多くの
トラウトアングラーにとって、
これらは真夏の北海道の渓での
いわば「天敵」と
言っていいのではないだろうか。

中でも、
ブヨにあちこちを
刺されようものなら
もう最悪。

その後一週間は
猛烈なかゆみとの戦いを
強いられることになって、
下手をすれば仕事にだって
支障をきたしかねないのだから、、、

とはいえ、
ただの偶然ではあるのだけれど、
道内あちこちの川を歩いていると、
こうした天敵がほぼいない
まるで天国のような
フィールドに出逢うことも。

そんな川の流れは
概して貧相だったりもするのだが、
吸血昆虫を気にせず
気持ちよく釣りができるのだとすれば、
これ以上の贅沢はない。

たしかにここ最近は、
体力が衰えてきたせいなのか、
真夏の釣りが
ドンドンと苦手になっている
現状ではある。

けれども、
「思い立った時にすぐ行ける」
という意味で、
やはり引き出しは多いに
越したことはないのである。

そしてお盆前の週中、
思い立って
約2週間ぶりに
川を歩いてみることにした。

「貧相な川」と言っても、
この雰囲気があれば
十分すぎるくらいだろう。

最初にヒットしたのは、
このスキニーな体型をした
小型のエゾイワナ。

本当は
もっとコンディションの良い鱒と
出逢えたらいいのだけれど、
さすがに贅沢は言えない。

続いても、
似たり寄ったりのサイズの
エゾイワナ。

こちらは、
居付きの証しなのか、
腹部にほんのりと
オレンジがさしていた。

そして、
開けた明るいポイントで
ミノーにバイトしてきたのは、
フレッシュランの夏アメマス。

サイズ的には
40cmにも満たないけれど、
この鮮やかすぎる
見事なイエローフィンは
何度見ても
それこそ感動もの。

うんうん、
やっぱり鱒釣りは
サイズよりも
ビジュアル重視!

あくまでもこれは、
変態を自認する
個人的志向でしかないんだけど……。

本当は
これだけでもう
すでに満足していた。

けれども、
せっかく時間をつくって
渓まで足を運んだのだから……と、
もう一本だけ
小渓流を歩いてみることに。

こっちはこっち、
あっちはあっち。

渓には
それぞれに個性があって、
あちこち徘徊するのは
本当に愉しくてたまら~ん(笑)

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