柳の下にいたのは・・・

翌日、午前4時50分にセットした
スマホの目覚ましが鳴り、
身支度を整える。

夜明けまでまだ少し時間があるが、
東の空は、もうすでに
うっすらと白みかけていた。

この日、朝の宗谷地方は
強い冷え込みもなく、
最近、カラダが冷えるようになってきた
オジサンにはやさしい気候であった。

ただ、日中にかけて
急激に天気が荒れてくる予報だから、
時間的猶予はさほどない。

早速、前日エントリーした
単独河川に向かい車を走らせる。

期待以上の出来事とは言え、
前日、短時間で
2本のイトウをキャッチしているのだから
期待が高まるのは当然と言えば当然だ。

駐車スペースに車を停めたときには
すでに東の空が朝焼けに染まっていた。

本当は、何カットか
写真撮影もしておきたかったのだけれど、
目の前の流れに導かれるように
カメラを取り出すことなく、
タックルをセットする。

この日は、縦ストラクチャーが絡む
ピンスポットから
スタートすることにした。

ファーストキャスト・・・

プルプルッ・・・

ん・・・

渾身のアワセを入れる。

プルプルッ・・・

この日も、苦もなく、
ファーストフィッシュのゲットに成功!

で、正体はコイツ・・・

クロソイくんでした・・・(笑)

でも、ここって川だよね。
確かに、汽水域といえば
そうかもしれないけどさあ・・・

この1尾で、
全身の力が抜けるのがわかった。

その後、小さいアメマス1尾を追加して、
この日の釣りは終了。

柳の下にいたのは、
ごっついイトウじゃなく
30cmくらいのクロソイだった。

まあ、そんなこともある。
むしろ、これだから釣りは面白い!

帰り道、予報どおり天気は荒れに荒れた。
秋の道北らしい激しい嵐が牙をむく。

竜巻に遭遇しなかったのが
ラッキーだったなと思えるほど、
強烈な荒れ方だった。

ただ、秋の嵐は、
断続的に激しい爆風が吹いて、
叩きつけるような強い雨が降るけれど、
暴風雨の合間に、
日差しが戻る瞬間があるのも特徴だ。

そんなとき、
空には、美しい虹が架かることも多い。

海からの暴風が吹きつける中、
雨の止み間を狙って車を降り、
撮影を試みる。

これが、いつもの秋の道北の景色だな。

やっぱり、北海道の自然は厳しいけれど
素晴らしくもある。

そんな物思いにふけりながら
オロロン街道を南下。

留萌地方を抜ける頃には、
激しい秋の嵐はおさまっていた。

例年より遅い
秋の深まりを感じさせてくれる
今回の道北釣行・・・

いや、フィールドワーク兼
少しばかりの余暇を愉しむ旅でした。

充実した時間を過ごさせてくれた
フィールドと外道を含めた魚たちに
本当に、感謝、感謝です!

☆おまけ【旬の猿払川情報】

アングラーは多いですが、
魚の数も圧倒的に多いので、
イトウはコンスタントに
キャッチされているようです。

秋でもありサイズは選べないけれど、
これから数週間は、
コンディションの良いイトウに出逢える
チャンスだと思います!

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