今日は、朝から偏頭痛がひどい。
こんな日は、
PCの画面を見ているのが
特につらいのだ。
午前中に歯医者の予約も入れていたから、
本日は開店休業!
歯医者の診察券と一緒に
タックル一式を車に積み込み、
家を出た。
支笏湖の湖畔に立ったのは、
15時ちょっと前くらいだっただろうか。
湖畔に立って、
冷たい北西の風を顔に浴びると、
いくらかは頭痛が軽くなる。
偏頭痛の特効薬は、
なにより外の空気を吸うことなのだ。
時折、日差しが差し込むものの、
基本的にはローライト。
適度に波もあって、
コンディションは最高に近い。
体調が良くないとは言え、
前回の反省を活かし、
今日は、少しだけ戦略を練ってから、
入るポイントを絞り込んだつもりだった。
ところが、
近くに、ほかのアングラーの
車が無いことを確認してから
エントリーしたはずなのに、
10分もしないうちに
頭ハネされてしまったのだ。
ブランド物のウェアで
ビシッと決め込んだそのアングラーは、
手慣れた様子で、
こちらの進行方向へ先回りしていく。
当然、イラっとはするのだけれど、
何より、メンタルを乱されることだけは
避けなければならない。
そのアングラーの姿が見える場所で
釣りをするのは、
なんともあずましくないので、
一旦車に戻り、
別の場所へと向かうことにした。
こんな時、
支笏湖はポイントが無限にあるから、
本当に助かる。
次なるポイントも、雰囲気は良好だ。
釣りをはじめて30分ほどは、
何もない時間が続いた。
しばらくして、
ボトムマティリアルが
急激に変化するスポットの沖目にキャスト。
着水とほぼ同時に、ロッドを握る右手に
小さくはない衝撃が走った。
ジジジジィーーー
勢いはさほどではないが、
ドラグが少しずつ出されていく。
さすがに、
30cmクラスということはなさそうだ。
フッキングが決まった感触はあったので、
慌てず、慎重に魚との間合いを詰める。
何度か激しい抵抗にあったけれど、
最後は、頭から一気にネットイン!
いかにも支笏湖らしい
良型のブラウントラウトだ。
サイズを測ると、69cm。
70cmには届かなかったが、
「The 茶鱒」的な
風格の漂うビジュアルである。
産卵で負ったと思われる傷跡もあったから、
アフターの個体であることに間違いないが、
だいぶ回復も進んでいて、
この時期としては
コンディションもまずます。
偏頭痛を抱えながら、
こんな魚に出逢えたんだから、
それだけで今日はもう満足である。
来たルートを戻りながら
めぼしいスポットを撃っていくと、
一度だけ、ロッドティップに
違和感を感じることがあった。
けれど、魚は乗らず。
頭痛も少しは良くなったけれど、
完治はしていなかったので、
必要以上に粘ることはせず、退散。
1本の釣果で、
本日のちょい釣りは終了となった。
【所感】
今年3回目の支笏湖だったのですが、
感触としては、例年よりも
アタリが少ないように感じます。
魚影の濃いスポットに
これまで入っていないことも
あるかもしれませんが、
これからフィールド状況が
どのように変化していくのか
注視していきたいと思っています。