「もも」の想い出

9月に入り、空の色も
すっかり秋の装いに。

地域のお祭りの風景からは、
夏祭りの香りを残しつつも、
「食の秋」のイベントの雰囲気が
色濃く伝わってきます。

北海道のフルーツの産地と言えば、
札幌からほど近い余市や仁木周辺、
それから、有珠山のふもとの町、
壮瞥(そうべつ)が特に有名。

そのほか、日本海側中部に位置する
増毛(ましけ)や、
道南の七飯(ななえ)あたりでも
果樹の生産が盛んです。

この季節に旬を迎える、
ブドウやプラムも魅力ですが、
私が最近ハマっているのが「もも」。

「もも」を見ていると、
かつて、タックル一式を担いで電車に乗り、
JR中央本線別田駅(現春日居町駅)を降りて、
桃源郷の中を縫うように
笛吹川本流に向かった高校生の頃を
ふと思い出したりします。

4月の中旬、「もも」の花が咲き乱れ
甲府盆地がピンク色に染まる
見事な絶景にいっさい目もくれず、
尺アマゴを求めて一心不乱に
川に向かったあの時代がなんとも懐かしい。

「笛吹川の本流は、
今でも4月から良型のアマゴが釣れるのかな」

などと、想像してみたりするのも
なかなか楽しいものです。

北海道の桃源郷、
余市町、仁木町には余市川が、
壮瞥町には長流川が流れています。

「もも」には限らないけれど、
地域の特産品でつながった
記憶に残るフィッシングシーンを、
これからも少しずつ
積み重ねていきたいな。

そんなことを思いつつ、
ロッドをまったく振らずに終わった
週末となりました。

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