春シーズンの支笏湖総括

コロナ禍に見舞われる中で開幕した
今シーズンの支笏湖。

テレワークや在宅勤務、
企業によっては一時帰休の実施、
さらには、移動の制限や3密の回避が
行政から強く要請されたことも手伝って、
国民の日々の行動は大きく変容した。

その派生的な影響のひとつが
支笏湖を訪れるアングラーの数に
表れていたことは確かであろう。

毎日のように、例年の2倍、
下手したらそれ以上の数の
アングラーで賑わいを見せる
かなり特殊な状況が
支笏湖という都市隣接のフィールドに
形成されていたこと。

この状況というのは、
コトの善し悪しではなく、
ただ純粋に、驚くべき出来事であった。

冷静に考えれば、
ある種、合理的な出来事でもあるのだが、
正直、自身の想像を
超える状況であったのは事実かな。

その中で、僕は、
3月、4月に延べ12回
支笏湖にエントリー。

自身も、仕事上の行動を
変えざるえないところもあったので、
例年と比較すると、
意図せず自由時間も増加。

その分、支笏湖に足を運ぶ回数が
確実に増えたかなと思う。

ただ、僕の場合、
支笏湖では、毎度、お気楽な
チョイ釣りを志向しているため、
ワンキャストだけして帰る日もあり、
湖に刺さっていた延べ時間は
胸を張って
支笏湖フリークを自称できるレベルには
遠く及ばないだろう。

それでも、毎回、毎回、
いろいろな発見もあったので、
備忘録的な意味も含め
一旦、ここで
春シーズンに関する情報を
整理しておこうと思う。

まず、全体的なイメージとしては
一昨年までの感覚とは違って、
昨年と同様、全体的に
アタリが少なかったのは確か。

その点に関しては、
概ね、自主解禁当初からの
想像どおりだったと
言えるかもしれない。

ただ、その原因を
釣り圧の増加だけに求めるのは、
ちょっと違うのかなという
印象があるのも事実。

なぜなら、
振り返ってみると、
一度もデコることはなかったわけだし、
湖に刺さっていた時間を考えれば、
それなりに満足と言えるレベルの
スコアが出ていたから。

紆余曲折はあったし、
毎回、綱渡りではあったけれど、
自己評価的には、
結果だけを見れば、
それほど悪いものでは
なかったような気もするのだ。

もし、釣り圧の影響で
手の施しようがないほどまでに
魚たちに過度な
プレッシャーがかかっていたとしたら、
ルアーチェンジなし、
カラーローテーションなしという
僕の裸一貫的フィッシングスタイルでは
単発はあったとしても
にわかに、安定したスコアが出るとは
考えにくいのである。

そう考えると、
尋常ならぬアングラーの数が
アタリ減少の主要因と断定するのは
正しい評価ではないような
気がしてならない。

あくまでも、
個人的な評価ではあるが・・・。

ただ一方で、
3月の上旬から
ショートバイトが続いたことと
厳冬期も多くのアングラーが
湖に刺さっていたこととの間には、
確実に因果関係が存在するはずだ。

これは、
雪が少ないシーズンに独特の現象。

1月、2月も
湖畔まで容易に
アクセスできる状況であったことが、
こうした現象を引き起こしたのだと
僕は理解している。

そう考えると、
ちゃんと雪が降ってくれた方が
魚たちにも休む時間ができる分、
やっぱり健全なのかなと
思ったりもするのですよね。

次に、魚のサイズ。

12回のエントリーで
ハイライトと言える魚は
79cmのブラウントラウトと
60cmオーバーのニジマスの計2尾。

あとは、40台、50台が多く、
例年と比べて、
ちょっと伸び悩んだ
感があるのは事実だと思う。

その理由について、
あくまでも想像の域は出ないのだが、
ハイプレッシャーの状況下で
僕のスキルでは
大型魚に口を使わせられなかった
可能性が高いとにらんでいる。

感覚的な部分も含めて言えば、
この分析は、
結構な確率で当たっていそうな
気もしているのですよね。

ただ、湖の大混雑により
今年は、入れるポイントも
かなり限定されていたわけだから、
僕のフィッシングスタイルでは
正直なところ、
もっと苦戦することもイメージしていた。

その中で、
それなりのスコアが出たということは、
ちょっとした工夫によって、
魚たちの目先を変えることが
できているのだなという確かな感触を
得ることができたとも言える。

総括すると、
それなりのサイズの魚なら、
これほどまでに激戦区化した支笏湖でも
なんとか口を使わせることができるが、
大型魚に口を使わせるには、
さらに、もうひと工夫が必要。

「オマエも、まだまだだな!」

支笏湖のハイパーな魚たちに
叱咤激励された
この春シーズンであったということも
できるかもしれない。

例年なら、
4月いっぱいで支笏湖の釣りは
ひと区切りなんだけれど、
今年は、選択肢が狭いから
さて、どうしたものか・・・。

道内のコロナ感染者数の推移や
国の緊急事態宣言の動向も注視しながら
5月以降、活動の範囲をどうするか
じっくりと精査していこうと考えている。

う~ん、
今年は、もうしばらく
支笏湖の魚に
お付き合いしてもらうことに
なるのかな???

まあ、これからも引き続き
彼らに相手をしてもらえる保障なんて
どこにもないんだけどね(笑)

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