正月休みが終わり、
春節の休みが始まる前のこの時期、
北の大地、北海道の観光地には
ひとときの静寂が訪れます。
いわゆる、閑散期ってやつですね。
なので、宿泊料金も
ディスカウントされる傾向があり、
ぶっちゃけ「その金額でいいの?」
って思っちゃうようなケースも
少なくありません。
とは言え、
稼働率を少しでも上げたい宿側の事情と
少しでも安価に宿泊したい
利用者側のワガママが
上手くシンクロしているのなら
なにも問題ナシと言えるでしょう。
釣り旅やビジネス利用では、
素泊まり5,000円未満の
安価な宿で何の文句もないわけですが、
たまには、ちょっと
小粋な宿にも泊まりたいもの。
そんな欲求を実現するには、
今がチャンスというわけです。
地域ごとで、宿のコスパに
極端な格差があるのが、
良くも悪くも北海道の特徴。
「この金額で、コレかよ!」みたいな
残念な事態を招くリスクを
少しでも減らすためには、
旅先の選択が
非常に重要になるわけです。
そんなわけで、
今回向かったのは、道南、函館。
あくまでも私見だけれど、
道内でコスパの良い宿が最も多いのは
函館なんじゃないかと思います。
今回は、釣り旅じゃないから、
目的は「グルメ」と「温泉」。
「温泉」に関して言うと、
有名な「湯の川温泉」はもちろんのこと、
道南地域の温泉は、
どこも泉質がいいのが魅力でしょう。
函館駅近くのホテルにも
源泉かけ流しの湯を
愉しめる宿もあるくらい、
充実のラインナップが揃っています。
では、「グルメ」はどうかと言えば、
函館と言えば「イカ」。
一般的なイメージでは、
たぶんそうでしょう。
一方で、
函館は、歴史のある街。
だから、旨い洋食の店が多いのも
この街の特徴なんですよね。
「小いけ」さんと言えば、
古くから地元で愛されている
印度カレーの名店。
「元祖小いけ」さんと
「小いけ本店」さんが通りを挟んで
向かい合っているので、
まずは、そこのところに
目が行ってしまうわけですが、
そこを深掘りするのは
他のサイトにお任せしましょう(笑)
今回、私が訪れたのは、
「小いけ本店」さんの方。
こちらを選んだ理由は、
「こっちがいい」とかじゃなくて、
ディナータイムに営業しているのが
こちらだけだったという
あくまでも形式的な事情です。
注文したビーフカレーは
こんな感じで提供されます。
この画像じゃ
ちょっと不安になるかもしれないけど、
実際は、レトロな雰囲気があって、
もっとビジュアルは
悪くないんですけどね。
結構辛くて、
額にうっすらと
汗がにじんでくるほどなんだけど、
唐辛子の辛さじゃなくて
スパイスが複雑に絡み合った辛さだから
辛いものが苦手な人でも
抵抗なく食べられる感じかな。
千葉の柏にある
名店「ボンベイ」さんとかと比べると
ルーの粘度は少し高くて、
シャビシャビな感じではないから、
見た目的には「印度カレー」っぽさを
あまり感じないかもしれませんが、
食べてみると、北海道じゃ珍しい
本格的な「印度カレー」という印象。
そうそう、
翌日、お尻が痛くならないのも
大事なポイントです(笑)
こちらは、老舗の洋食店
「キャプテン」さんのチーズハンバーグ。
いやはや、
このデミグラスソースは、
かなりヤバイです。
久しぶりに、
アタマがグラグラするほどの
衝撃を受けましたね。
ハンバーグも
肉の旨みが見事に凝縮されていて、
圧巻の旨さ。
正直、倍の値段を払ってでも
食べたいと思える逸品でした。
そうそう、去年あたりから
函館周辺でハンバーグばっかり
食べてるんですよね。
ほかにも、
有名店「五島軒」なんかもあって、
函館のハンバーグ文化は
注目に値するレベルなんじゃないかと
個人的には思っているのですけれどね。
まあまあ、
洋食ばっかりでもどうかと思い、
宿の朝食は、
「あっさり」とこんな感じで。
でも、実際には、
この3倍くらいは軽く食べてるから、
「あっさり」なんて言うのは、
真っ赤なウソ。
自分でやってみると良く分かるけど、
都合の良い情報だけを
切り取って発信するって、
本当に卑怯なやり方だなと
改めて思いますね・・・(笑)
お土産は、
冬の道南の魚たち。
左が「ウスメバル」、
真ん中が「エゾアワビ」、
右奥が「サメガレイ」で、
右手前が「サメガレイ」のエンガワ。
そして、奥にチラッと映っているのが、
「カズノコ」と「シマエビ」。
これ全部を料亭で注文したら
それこそ大変なことになりそうだけど、
地元の市場や魚屋さんで購入すれば
新渡戸さん一人でおつりが来ます。
そう考えれば、
安い居酒屋チェーンで呑むよりも
よっぽどローコスト。
面倒くさがりな私だって、
魚を切るくらいは、
自分でもできますからね。
あ~あ、
閑散期のプチ旅も終わってしまった。
仕方ないから、
これから資料でもつくろうかな・・・
う~ん、
やっぱ、ちょっと気が重い(笑)